意味
「翻筋斗(もんどり)」とは、空中で体を一回転させることを意味する言葉で、多くは「翻筋斗を打つ」「翻筋斗を返す」のように動詞と組み合わせて使われます。
「とんぼ返り」や「宙返り」とほぼ同じ意味です。
- 翻(ひるがえる):ひっくり返る、裏返るという意味。
- 筋斗(きんと):宙返り、とんぼ返りのこと。
語源・由来
「翻筋斗」は、「もどり」という語の発音が変化してできたとされる言葉です。
旧字体では「飜筋斗」と書きます。
使い方・例文
- 跳び箱を跳んだ拍子に、勢い余って翻筋斗を打った。
- 猫が高い所から飛び降り、空中で翻筋斗を返して着地した。
- 時代劇の立ち回りで、斬られた武士が翻筋斗を打って倒れた。
類義語・関連語
この動きと同じ意味を持つ言葉には、以下のようなものがあります。
- 宙返り(ちゅうがえり):
空中で体を一回転させること。 - 蜻蛉返り(とんぼがえり):
本来は宙返りを意味し、そこから日帰りの慌ただしい移動を指す意味でも使われる言葉。 - でんぐり返る(でんぐりがえる):
体を丸め、地面に触れながら前や後ろに一回転すること。
「翻筋斗」と類義語の違い
いずれも体を回転させる動きを表しますが、使う場面や由来が異なります。
| 語句 | ニュアンス |
|---|---|
| 宙返り (ちゅうがえり) | 現在最も一般的な言い方 |
| 蜻蛉返り (とんぼがえり) | 日帰りの慌ただしい移動の意味でも使う |
| でんぐり返る (でんぐりがえる) | 地面に触れながら回転する動き |
英語表現
英語では、次のように表現します。
turn a somersault
体を回転させて宙返りをするという意味の一般的な言い方。
He turned a somersault and landed on his feet.
(彼は宙返りをして足から着地した。)
do a flip
空中で体を一回転させる、くだけた言い方。
The skater did a flip in the air.
(そのスケーターは空中で一回転した。)
翻筋斗の「筋斗」は、孫悟空の觔斗雲の「觔斗」と同じ語
中国の小説『西遊記』で孫悟空が乗る雲の術は、觔斗雲(= 宙返り一つではるかな距離を飛ぶ雲の術)と呼ばれます。
「觔」は「筋」の異体字で、「筋斗雲」とも表記されます。
この「觔斗(きんと)」は宙返りを意味する言葉で、「翻筋斗」の「筋斗」と同じ語です。

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