意味
「吉左右(きっそう)」とは、よい知らせのことです。
待ちわびていた出来事の結果が伝わってくる、喜ばしい便りを指し、「吉報」と同じ意味で使われます。
よい知らせに限らず、物事の成否や善悪についての知らせを広く指すこともあります。
- 左右(そう):便り・知らせのこと。ふだんの「さゆう」とは別の、古い読み方と意味。
語源・由来
吉左右は、吉(めでたいこと)と、便り・知らせを意味する古語の左右(そう)を組み合わせた言葉です。
「左右」は現代語では方角を表しますが、この言葉の中では今とは違う古い意味で使われています。
使い方・例文
- 遠い戦場にいる息子からの吉左右を、家族は今か今かと待ちわびた。
- 遠方の取引先から商談成立の吉左右が届き、社内は歓声に包まれた。
類義語・関連語
この言葉と同様に、よい知らせを表す言葉には、次のようなものがあります。
- 吉報(きっぽう):
よい知らせ。 - 朗報(ろうほう):
明るく、喜ばしい知らせ。 - 快報(かいほう):
気持ちのよい、喜ばしい知らせ。 - 福音(ふくいん):
喜ばしい知らせ。もとはキリスト教で神の救いを伝えるよい知らせを指す言葉。
対義語
反対に、悪い知らせを表す言葉には、次のようなものがあります。
- 悪左右(あくそう):
悪い知らせ。
英語表現
英語では、よい知らせをそのまま表す言い方が使われます。
good news
よい知らせを表す、最も一般的な言い方
I have some good news for you.
(あなたによい知らせがあります。)
glad tidings
喜ばしい知らせを表す、やや古風で改まった言い方
The messenger brought glad tidings to the village.
(使者は村に吉報をもたらした。)
吉左右の「左右」には、決着や指図の意味もあった
ふだん「さゆう」と読む「左右」は、「そう」と読むと違う意味を持つ古い言葉です。
「そう」と読む「左右」には、左か右かに落ち着くこと(決着)やその成り行き、指図や命令、便り・知らせといった意味があります。
よい知らせを表す「吉左右」も、悪い知らせを表す「悪左右(あくそう)」も、この古い「左右(そう)」から生まれた言葉です。

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