意味
「造詣が深い(ぞうけいがふかい)」とは、学問や芸術、技術などのある分野について、深く理解していたり、すぐれた腕前を持っていたりするという意味です。
知識の量だけでなく、技の確かさについてもいいます。
語源・由来
この言葉の「造詣」は、「造」も「詣」も、ある所まで行き着くという意味を持つ字です。
二つの字を重ねて、学問や技芸の奥深いところまで達するという意味になります。
その達し方を「深い」で言い表したのが「造詣が深い」です。
使い方・例文
何に通じているかは「〜に造詣が深い」と「に」で示します。
名詞の前に置くときは、「造詣の深い研究者」のように「が」を「の」に変えた形でも使えます。
- 祖父はお城に造詣が深く、石垣を見ただけで築かれた時代を言い当てる。
- 茶道に造詣の深い先生を招いて、文化祭で本格的な茶会を開いた。
- 彼女は古い映画に造詣が深いので、おすすめを聞くといつも外れがない。
類義語・関連語
「造詣が深い」と同じく、ある物事をよく知っていることを表す言葉です。
- 詳しい(くわしい):
その物事についてよく知っているさま。技の腕前までは含まない。 - 蘊蓄(うんちく):
長い間に蓄えた深い知識。知識そのものを指す名詞。 - 博識(はくしき):
分野を限らず、広くいろいろなことを知っているさま。
英語表現
well versed in
ある物事について多くの知識を持っていることを表す表現。
My grandfather is well versed in the history of castles.
(祖父はお城の歴史に造詣が深いです。)
「詣」は参詣の「詣」
「造詣」の「詣」は、参詣や初詣にも使われる字です。
高い境地に行き着くという意味のほかに、社寺にお参りする「詣でる」の意味を持っています。
漢字の成り立ちについては、もとは神が天から降りてくる様子を表した字だという説があります。
この説では、聖所に行くことを参詣、学問や技芸を極めることを造詣というようになったとされます。

コメント