「鳥」に関係する有名なことわざ・慣用句・故事成語・四字熟語一覧

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テーマ別まとめ

天空を舞う鳥たちの姿に、人生の教訓や戒めを重ね合わせた先人たちの知恵。
ここでは鳥に関係する有名なことわざや慣用句、故事成語、四字熟語を、意味やテーマ別に分類して紹介します。

才能と実力を表す言葉

  • 能ある鷹は爪を隠す(のうあるたかはつめをかくす):
    真の実力者はその能力を軽々しく見せびらかさないという教え。
  • 鳶が鷹を生む(とびがたかをうむ):
    平凡な親から思いがけず優れた才能を持つ子供が生まれる様子。
  • 烏の白糞(からすのしろくそ):
    黒い烏から白い糞が出るように、凡人から優秀な子が生まれる様。
  • 掃き溜めに鶴(はきだめにつる):
    汚い場所に不似合いなほど美しく気高い人や物が現れること。
  • 鶏群の一鶴(けいぐんのいっかく):
    多くの平凡な人々の中に一人だけ際立って優れた人物がいる状態。
  • 鳥なき里の蝙蝠(とりなきさとのこうもり):
    優れた人物がいない場所でつまらない人物が威勢を振るう様子。
  • 燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや(えんじゃくいずくんぞこうこくのこころざしをしらんや):
    小人物には大人物の持つ遠大で壮大な志は到底理解できないという真理。
  • 鶏口となるも牛後となるなかれ(けいこうとなるもぎゅうごとなるなかれ):
    巨大な集団の末端で埋もれるより、小さな組織でも頂点に立つべきという教え。

成功と好機を表す言葉

  • 一石二鳥(いっせきにちょう):
    一つの行為から同時に二つの利益や成果を手に入れること。
  • 鴨が葱を背負って来る(かもがねぎをしょってくる):
    好都合な出来事が重なり、ますます自分にとって有利になる状況。
  • 飛ぶ鳥を落とす勢い(とぶとりをおとすいきおい):
    空を飛ぶ鳥さえも落ちてくるほど、権力や勢力が非常に盛んな様。
  • 鶴の一声(つるのひとこえ):
    大勢での議論や対立が、権威ある者の一言で瞬時に決着する様子。
  • 鶴は千年、亀は万年(つるはせんねん、かめはまんねん):
    鶴と亀の寿命が長いという言い伝えから成る、長寿でめでたいことの象徴。
  • 鵬程万里(ほうていばんり):
    将来の道のりが雄大で希望に満ち溢れている状態。
  • 鳳凰来儀(ほうおうらいぎ):
    天下泰平の世に伝説の鳥が飛来するという、非常におめでたい兆し。

失敗と油断の戒め

  • 立つ鳥跡を濁さず(たつとりあとをにごさず):
    その場を去る者は見苦しくないよう後始末を完璧にすべきという戒め。
  • 鳶に油揚げをさらわれる(とびにあぶらあげをさらわれる):
    油断している隙に大切なものを横から不意に奪われてしまう状況。
  • 鵜のまねをする烏(うのまねをするからす):
    自分の能力をわきまえず、他人の真似をして失敗を招く愚かな行為。
  • 雉も鳴かずば撃たれまい(きじもなかずばうたれまい):
    余計な発言をしなければ、不必要な災いを招かずに済むという戒め。
  • 卵を見て時夜を求む(たまごをみてじやをもとむ):
    ひよこすら生まれていない段階で結果を急ぎすぎる性急な態度。
  • 欲の熊鷹股を裂く(よくのくまたかまたをさく):
    欲張って二つのものを同時に得ようとし、結果的に身を滅ぼす行為。
  • 鵜呑みにする(うのみにする):
    物事の意味を吟味せず、他人の言葉をそのまま信じ込んでしまう様。
  • 雀百まで踊り忘れず(すずめひゃくまでおどりわすれず):
    幼い頃に身につけた悪習や道楽は、歳をとっても決して抜けきらないという人間の性。
  • 百舌勘定(もずかんじょう):
    自分が多く支払ったように見せかけ、他人に多額の負担を押し付ける狡猾な手法。
  • 牛刀をもって鶏を割く(ぎゅうとうをもってにわとりをさく):
    ささいな物事を処理するのに、不必要に大げさな手段を用いることの愚かさ。

状態と情景を表す言葉

  • 雀の涙(すずめのなみだ):
    ほんのわずかしか存在しない、非常に少ない分量。
  • 閑古鳥が鳴く(かんこどりがなく):
    客が全く訪れず、商売が寂れて静まり返っている様子。
  • 目白押し(めじろおし):
    多くの人や物が隙間なく込み合ってぎっしりと並んでいる状態。
  • 烏の行水(からすのぎょうずい):
    入浴時間が極端に短く、すぐに風呂から上がってしまう行為。
  • 千鳥足(ちどりあし):
    酒に酔って足元がおぼつかず、よろよろと千鳥のように歩く姿。
  • 烏合の衆(うごうのしゅう):
    規律も統制もなく、ただ寄り集まっただけの無力な群衆や軍勢。
  • 鵜の目鷹の目(うのめたかのめ):
    獲物を狙う鳥のように鋭い視線で、粗探しや目的のものを探し出そうとする様。
  • 鳩が豆鉄砲を食ったよう(はとがまめでっぽうをくったよう):
    予期せぬ突然の出来事に驚き、あっけにとられてきょとんとしている滑稽な姿。
  • 羽を伸ばす(はねをのばす):
    日常の束縛や重圧から解放され、のびのびと自由に振る舞うリラックス状態。
  • 籠の中の鳥(かごのなかのとり):
    自由を完全に奪われ、他者の管理下で身動きが取れない不自由な境遇。
  • 鳥肌が立つ(とりはだがたつ):
    寒さや恐怖、強い感動により、皮膚が粟立つ生理現象。
  • 鴉鷺の争い(あろのあらそい):
    カラスの黒とサギの白を碁石に見立てて表現した、白黒をつける囲碁の勝負。
  • 烏の頭が白くなる(からすのかしらがしろくなる):
    黒い烏の頭が白くなることはないという事実から転じた、決してあり得ない現象。

信念と美意識を表す言葉

  • 鷹は飢えても穂を摘まず(たかはうえてもほをつまず):
    高潔な人はどんなに困窮しても、決して不正な利益を受け取らないという矜持。
  • 烏の濡れ羽色(からすのぬればいろ):
    烏の濡れた羽のように、青みを帯びた艶やかで深い黒髪の美しさ。
  • 花鳥風月(かちょうふうげつ):
    自然が織りなす美しい風景と、それを題材に詩歌や絵画を楽しむ風流な精神。
  • 精衛海を填む(せいえいうみうずむ):
    どれほど困難でも諦めず、不屈の意志で努力し続けること。
鶴(タンチョウ)
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