「恋愛」に関する有名なことわざ・慣用句・四字熟語の一覧

「恋愛」に関する有名なことわざ・慣用句・四字熟語の一覧 特集
スポンサーリンク

恋に落ちたときの高揚感、すれ違う切なさ、深い絆といった理屈では説明のつかない心の動きや、人と人との不思議な縁を、先人たちは様々な表現で言い当ててきました。
恋愛にまつわることわざ・慣用句・四字熟語を、場面ごとに紹介します。

恋の始まり・募る想い

恋に落ちた瞬間のときめきや、相手を想って待ち焦がれる切ない心理を表す言葉です。

  • 一目惚れ(ひとめぼれ):
    一目見た瞬間に、その相手を好きになってしまうこと。
    理屈ではなく直感で恋に落ちる様子であり、「見初める」とも表現する。
  • 一日千秋(いちじつせんしゅう):
    一日が千年のように長く感じられること。
    恋しい相手の到来を待ち焦がれる気持ちの強さを表す四字熟語。
    「一日三秋」ともいう。
  • 目は口ほどに物を言う(めはくちほどにものをいう):
    情のこもった目つきは、言葉で話す以上に強く気持ちを伝えるということ。
    言葉にしなくても、熱っぽい視線で好意が伝わってしまうような場面で使う。
  • 忍ぶれど色に出でにけりわが恋は(しのぶれどいろにいでにけりわがこいは):
    心に秘めて隠そうとしていたけれど、私の恋心は表情に出てしまっていたようだ、という意味。
    小倉百人一首に収められた平兼盛の歌で、秘めた恋心の代名詞として知られる。
  • 惚れた病に薬なし(ほれたやまいにくすりなし):
    恋煩いには、効き目のある薬はないということ。
    恋をして食事が喉を通らなかったり悶々としたりする状態は、医者や理屈では治しようがないという意味。
  • 四百四病の外(しひゃくしびょうのほか):
    恋の病、恋煩いのこと。
    人がかかるとされる四百四病のどれにも入らない病という意味から。

熱愛・夢中・盲目

理性を失うほど相手にのめり込んでしまう状態や、判断力が鈍る心理を表す言葉です。

  • 恋は盲目(こいはもうもく):
    恋に落ちると理性を失い、相手の欠点が見えなくなったり、周囲の状況が正しく判断できなくなったりすること。
    西洋のことわざに由来する表現。
  • 痘痕もえくぼ(あばたもえくぼ):
    好きになった相手なら、皮膚に残ったくぼみさえも愛らしいえくぼに見えてしまうということ。
    欠点すら長所に見えてしまう心理を表す。
  • 惚れて通えば千里も一里(ほれてかよえばせんりもいちり):
    好きな人のもとへ通うためなら、千里のような遠い道のりも、たった一里のように短く感じられるということ。
    恋がもたらす行動力の凄さを表す。
  • 恋は思案の外(こいはしあんのほか):
    恋愛は、常識や理屈では計り知れないものであるということ。
    普段は分別のある人でも、恋をすると常識外の行動をとってしまうことを指す。
  • 恋に師匠なし(こいにししょうなし):
    誰かに教わらなくても、恋をすれば誰もが自然と情愛の機微を理解するようになるということ。
    「恋の手習い」ともいう。
  • 首ったけ(くびったけ):
    特定の相手にすっかり心を奪われ、夢中になっているさま。
    首の高さまで深くはまり込む意から出た言葉。
  • 夜目遠目笠の内(よめとおめかさのうち):
    夜に見るとき、遠くから見るとき、笠をかぶった顔を覗き見るときは、はっきり見えないため実際より美しく見えるということ。
    多く、女性についていう。

運命・縁・出会い

人知を超えた結びつきや、不思議な巡り合わせを表す言葉です。

  • 縁は異なもの味なもの(えんはいなものあじなもの):
    男女の縁はどこでどう結ばれるか分からず、常識では測れない不思議なおもしろみがあるということ。
    意外な二人が結ばれた際によく使う。
  • 袖振り合うも多生の縁(そでふりあうもたしょうのえん):
    道ですれ違いざまに袖が触れ合うような些細なことも、偶然ではなく、前世からの深い因縁によるものだということ。
    人との出会いの尊さを説く言葉。
  • 合縁奇縁(あいえんきえん):
    人と人との気心が合うか合わないかは、不思議な巡り合わせによるものであるということ。
    特に男女の結びつきの不思議さを言う際に用いる。
  • 赤い糸で結ばれる(あかいいとでむすばれる):
    将来結ばれる男女は、目に見えない赤い糸で繋がれているということ。
    唐の『続玄怪録ぞくげんかいろく』に見える、目に見えない赤い縄で男女の足が結ばれていると必ず夫婦になるという「赤縄せきじょう」の故事に通じる俗信。
  • 遠くて近きは男女の仲(とおくてちかきはだんじょのなか):
    男女の仲は、遠く離れているように見えても、意外に結ばれやすいということ。
    『枕草子』の「遠くて近きもの」の段で、極楽・船の道・人の仲が挙げられていることから。
  • 思うに別れ思わぬに添う(おもうにわかれおもわぬにそう):
    好きな相手とは結ばれず、思ってもいない相手と一緒になること。
    男女の縁は自分の思い通りにはならないという教訓。
スポンサーリンク

相思相愛・夫婦の絆

互いに想い合う仲や、固い絆で結ばれたパートナーシップを表す言葉です。

  • 相思相愛(そうしそうあい):
    お互いに慕い合い、愛し合っていること。
    片思いとは対照的な、両思いの状態を指す。
  • 比翼連理(ひよくれんり):
    男女や夫婦の仲が極めて深く、むつまじいことのたとえ。
    中国の伝説にある、二羽で一体となって飛ぶ「比翼の鳥」と、二本の木の枝が一つに連なった「連理の枝」に由来する。
  • 偕老同穴(かいろうどうけつ):
    生きては共に老いるまで連れ添い、死んでからは同じ墓に入ること。
    夫婦の契りが固く、一生を共にするという誓いを表す四字熟語。
  • 鴛鴦の契り(えんおうのちぎり):
    夫婦の仲が深くむつまじいこと。
    「鴛鴦」は水鳥のオシドリ。中国の『捜神記そうじんき』の話に由来し、王に仲を裂かれて命を絶った夫婦の墓は離して建てられたが、それぞれの墓から木が生えて枝が絡み合い、つがいのオシドリが巣を作ったという。
  • 落花流水(らっかりゅうすい):
    散る花は水に従って流れたいと思い、水は花を浮かべて流れたいと思う解釈から、男女が互いに慕い合い、相思相愛になることのたとえ。
  • 破れ鍋に綴じ蓋(われなべにとじぶた):
    破損した鍋にもそれなりに修繕した蓋が合うように、どんな人にもふさわしい配偶者がいるということ。
    似た者同士の夫婦はうまくいくというたとえ。
  • 一蓮托生(いちれんたくしょう):
    本来は死後に同じ極楽浄土の蓮華の上に生まれること。
    転じて、結果の良し悪しにかかわらず、夫婦などが運命を最後まで共にすることを指す。
  • 元の鞘に収まる(もとのさやにおさまる):
    一度は縁が切れたり、仲たがいしたりした者が、再び元の関係に戻ること。
    復縁すること。

障害・叶わぬ恋

身分違いや障害のある恋、手の届かない相手を表す言葉です。

  • 高嶺の花(たかねのはな):
    遠くから見るだけで、手に入れることのできないもののたとえ。
    魅力的な相手だが、身分や人気が違いすぎて交際が叶わない人を指す。
  • 及ばぬ鯉の滝登り(およばぬこいのたきのぼり):
    いくら努力しても、相手の身分が高すぎて成功する見込みのない恋のたとえ。
    魚の「鯉」が急流の滝を登るのは不可能に近いことと、「恋」の音を掛けた言葉遊び。

嫉妬・心変わり・別離

恋愛につきものの嫉妬や心変わり、別れを表す言葉です。

  • 女心と秋の空(おんなごころとあきのそら):
    女性の男性に対する愛情は、秋の空模様のように変わりやすいということ。
    「男心と秋の空」という形もある。
  • 恋の鞘当て(こいのさやあて):
    恋敵どうしが争うこと。
    遊里で一人の遊女をめぐって二人の武士が鞘当てをする、歌舞伎の題材から出た言葉。
  • 焼き餅を焼く(やきもちをやく):
    好きな人が他の異性と親しくしているのを見て嫉妬すること。
    「焼き餅」は、嫉妬する意の「焼く」に餅を添えて言った言葉。
  • 可愛さ余って憎さ百倍(かわいさあまってにくさひゃくばい):
    可愛いと思っていた気持ちが強いだけに、一度裏切られて憎いと思うようになると、その憎しみは普通以上に激しいものになるということ。
    恋愛のもつれなどでよく使う。
  • 去る者は日々に疎し(さるものはひびにうとし):
    親しかった人でも、離れて暮らすようになると、情愛は日ごとに薄れていくということ。
    恋愛関係の自然消滅や、物理的な距離がもたらす心の距離を表す。
スポンサーリンク

コメント

URLをコピーしました