「恋愛」に関する有名なことわざ・慣用句・四字熟語の一覧

スポンサーリンク
「恋愛」に関する ことわざ、慣用句、故事成語、四字熟語 【特集】ことわざ・慣用句・四字熟語

喜び、切なさ、嫉妬、そして深い愛情。
「恋愛」(れんあい)は、古今東西を問わず、私たちの人生を彩る大きなテーマです。
理屈では説明がつかない心の動きや、男女の不思議な縁、理想的なパートナーシップについて、日本語には驚くほど多くの表現が存在します。

片思いの切なさから、夫婦の深い絆、そして別れの無常さまで。恋愛の様々なシチュエーションを描写した、有名なことわざ・慣用句・四字熟語を網羅してご紹介します。

もくじ
  1. 恋の始まり・募る想い
  2. 熱愛・夢中・盲目
  3. 運命・縁・出会い
  4. 相思相愛・夫婦の絆
  5. 障害・叶わぬ恋
  6. 嫉妬・心変わり・別れ
  7. まとめ

恋の始まり・募る想い

恋に落ちた瞬間のときめきや、相手を想って待ち焦がれる切ない心理を表す言葉です。

一目惚れ(ひとめぼれ)

一目見た瞬間に、その相手を好きになってしまうこと。「見初める(みそめる)」とも言います。理屈ではなく直感で恋に落ちる様子です。

一日千秋(いちじつせんしゅう)

一日が千年のように長く感じられること。恋しい相手の到来を待ち焦がれる気持ちの強さを表す四字熟語です。
「一日三秋(いちじつさんしゅう)」とも言います。

目は口ほどに物を言う(めはくちほどにものをいう)

情のこもった目つきは、口で話す以上に強く相手に気持ちを伝えるということ。
言葉にしなくても、熱っぽい視線で好意がバレてしまうような場面で使われます。

忍ぶれど色に出でにけりわが恋は(しのぶれどいろにいでにけりわがこいは)

小倉百人一首(平兼盛)より。
心に秘めて隠そうとしていたけれど、私の恋心は顔や表情に出てしまっていたようだ、という意味。秘めた恋心の代名詞的な歌です。

惚れた病に薬なし(ほれたやまいにくすりなし)

恋煩い(恋の病)には、効き目のある薬はないということ。
恋をして夢中になり、食事が喉を通らなかったり、悶々としたりするのは、医者や理屈では治しようがないという意味です。

四百四病の外(しひゃくしびょうのほか)

「恋の病」は、仏教で言う人間がかかる404種類の病気のどれにも当てはまらない、例外的な病気だということ。つまり、医者や薬では治しようがないという意味です。

熱愛・夢中・盲目

理性を失うほど相手にのめり込んでしまう状態や、判断力が鈍る心理を表す言葉です。

恋は盲目(こいはもうもく)

恋に落ちると理性を失い、相手の欠点が見えなくなったり、周囲の状況が正しく判断できなくなったりすること。西洋のことわざに由来します。

痘痕もえくぼ(あばたもえくぼ)

好きになった相手なら、あばた(皮膚に残ったくぼみ)さえも愛らしいえくぼに見えてしまうということ。
「惚れた欲目(ほれたよくめ)」とも言います。

惚れて通えば千里も一里(ほれてかよえばせんりもいちり)

好きな女性のもとへ通うためなら、千里のような遠い道のりも、たった一里のように短く感じられるということ。恋の力の凄さを表します。

恋は思案の外(こいはしあんのほか)

恋愛は、常識や理屈では計り知れないものであるということ。
分別のある人でも、恋をすると道ならぬ行動をとってしまうことがあります。

恋に師匠なし(こいにししょうなし)

誰かに習わなくても、恋をすれば誰でも自然と情愛の機微を解するようになるということ。
恋の手習い」とも言います。

(~に)首ったけ(くびったけ)

特定の異性にすっかり心を奪われ、夢中になっているさま。
「首丈(くびたけ)」が変化した語で、足の先から首まで深く浸かり込んでいる様子から来ています。

夜目遠目笠の内(よめとおめかさのうち)

夜に見るとき、遠くから見るとき、笠をかぶった顔を覗き見るときは、はっきり見えないため実際より美しく見えるということ。
恋愛における「錯覚」や「雰囲気補正」を表す言葉としても使われます。

運命・縁・出会い

人知を超えた結びつきや、不思議な巡り合わせを表す言葉です。

縁は異なもの味なもの(えんはいなものあじなもの)

男女の縁はどこでどう結ばれるか分からず、常識では測れない不思議なおもしろみがあるということ。

袖振り合うも多生の縁(そでふりあうもたしょうのえん)

道ですれ違いざまに袖が触れ合うような些細なことも、偶然ではなく、前世からの深い因縁によるものだということ。出会いの大切さを説く言葉です。

合縁奇縁(あいえんきえん)

人と人との気心が合うか合わないかは、不思議な巡り合わせによるものであるということ。
男女の結びつきの不思議さを言う際によく使われる四字熟語です。

赤い糸で結ばれる(あかいいとでむすばれる)

将来結ばれる男女は、生まれたときから足首(または小指)を目に見えない赤い縄(糸)で繋がれているという伝説から。運命的な結婚相手を指します。

遠くて近きは男女の仲(とおくてちかきはだんじょのなか)

縁もゆかりもない赤の他人同士でも、一度縁あって結ばれれば、誰よりも深い関係になるということ。

思うに別れ思わぬに添う(おもうにわかれおもわぬにそう)

愛し合っている二人が別れることになったり、逆に眼中にない相手と一緒になったりすること。
男女の縁は自分の思い通りにならないという教訓です。

相思相愛・夫婦の絆

相思相愛の仲や、固い絆で結ばれたパートナーシップを表す言葉です。

相思相愛(そうしそうあい)

お互いに慕い合い、愛し合っていること。片思いの対義語です。

比翼連理(ひよくれんり)

男女や夫婦の仲が極めてむつまじいことのたとえ。
中国の伝説にある、片目片翼しかなく二羽で一体となって飛ぶ鳥「比翼の鳥」と、二本の木の枝が一つに連なった「連理の枝」に由来します。

偕老同穴(かいろうどうけつ)

生きては共に老いるまで連れ添い、死んでからは同じ墓に入ること。
夫婦の契りが固く、一生を共にするという誓いの言葉です。

鴛鴦の契り(えんおうのちぎり)

夫婦の仲がむつまじいこと。「鴛鴦(おしどり)」は雄と雌がいつも寄り添っていることから、仲の良い夫婦を「おしどり夫婦」と呼ぶ由来になっています。

落花流水(らっかりゅうすい)

散る花と流れる水。散る花は水に従って流れたいと思い、水は花を浮かべて流れたいと思う、という解釈から、男と女が互いに慕い合い、相思相愛になることのたとえ。
(※「過ぎ去る春」や「物事の衰え」という意味もあります)

破れ鍋に綴じ蓋(われなべにとじぶた)

破損した鍋にも、それなりに修繕した蓋が合うように、どんな人にもふさわしい配偶者がいるということ。
また、似た者同士の夫婦はうまくいくというたとえです。

一蓮托生(いちれんたくしょう)

本来は死後に同じ極楽浄土の蓮華の上に生まれること。転じて、結果の良し悪しにかかわらず、夫婦などが行動や運命を最後まで共にすることを指します。

元の鞘に収まる(もとのさやにおさまる)

一度は縁が切れたり、仲たがいしたりした者が、再び元の関係に戻ること。復縁すること。

障害・叶わぬ恋

身分違いや障害のある恋、手の届かない相手を表す言葉です。

高嶺の花(たかねのはな)

遠くから見るだけで、手に入れることのできないもののたとえ。
魅力的な異性だが、身分や人気が違いすぎて、あこがれるだけで交際や結婚が叶わない相手を指します。

及ばぬ恋の滝登り(およばぬこいのたきのぼり)

いくら努力しても、相手の身分が高すぎて成功する見込みのない恋のたとえ。鯉が滝を登るのは難しいことに掛けています。

嫉妬・心変わり・別れ

恋愛につきものの障害や、嫉妬、心変わりなどのネガティブな側面を表す言葉です。

女心と秋の空(おんなごころとあきのそら)

女性の恋心や感情は、秋の空模様のように変わりやすいということ。
元々は「男心と秋の空」と言われ、男性の浮気心を指していました。現在は両方使われます。

恋の鞘当て(こいのさやあて)

一人の女性をめぐって、二人の男性(恋敵)が争うこと。

焼き餅を焼く(やきもちをやく)

好きな人が他の異性と親しくしているのを見て嫉妬すること。
「妬く(やく)」に「餅」を掛けた言葉遊びから。

可愛さ余って憎さ百倍(かわいさあまってにくさひゃくばい)

可愛いと思っていた気持ちが強いだけに、一度憎いと思うようになると、その憎しみは普通以上に激しいものになるということ。恋愛のもつれでよく使われます。

去る者は日々に疎し(さるものはひびにうとし)

親しかった人でも、離れて暮らすようになると、情愛は日ごとに薄れていくということ。
死別した人への思いが薄れることにも、恋愛関係の自然消滅にも使われます。

まとめ

恋愛に関する言葉は、「一日千秋」のように募る想いを表すものから、「縁は異なもの」という運命の不思議さ、そして「可愛さ余って憎さ百倍」といった心の闇を描いたものまで多岐にわたります。
これらの言葉が長く使われてきた事実は、いつの時代も人々が同じように恋に悩み、愛を育んできたことの証でもあります。

今のあなたの状況や気持ちに寄り添う言葉は見つかりましたか?
先人の知恵が詰まったこれらの言葉は、複雑な恋愛感情を整理したり、大切な人へ想いを伝えたりする際の手助けとなってくれることでしょう。

スポンサーリンク

コメント