意味
「目は口ほどに物を言う(めはくちほどにものをいう)」とは、思いのこもった目つきは、口で語るのと変わらないほど、相手に気持ちを伝えるという意味です。
相手を思う気持ちは口に出さなくても眼差しで伝わること、また、はっきり言わなくても目には感情が表れてしまうことを表します。
語源・由来
「口ほどに」の「ほど」は程度を表し、「口で話すのと同じくらいに」という意味です。
使い方・例文
相手の本心を推し量る場面や、嘘や隠し事が通用しないことを指摘する状況で使われます。
- 意中の彼を見つめる潤んだ瞳は、まさに目は口ほどに物を言うだ。
- 「大丈夫」と笑う彼の悲しげな瞳を見て、目は口ほどに物を言うと実感した。
- いくら言葉で取り繕っても、目は口ほどに物を言うから隠し事は無駄だ。
類義語・関連語
「目は口ほどに物を言う」と似た意味を持つ言葉には以下のようなものがあります。
- 目は心の鏡(めはこころのかがみ):
目はその人の心の状態をありのままに映し出すものであるということ。 - 以心伝心(いしんでんしん):
言葉に出さなくても、互いの心と心で気持ちが通じ合うこと。
英語表現
「目は口ほどに物を言う」を英語で表現する場合、以下の定型表現が使われます。
The eyes are the window to the soul
意味:目は心の窓(鏡)である
She tried to hide her sadness, but the eyes are the window to the soul.
(彼女は悲しみを隠そうとしたが、目は口ほどに物を言うものだ。)
Eyes speak volumes
意味:目は多くを語る
He said nothing, but his eyes spoke volumes.
(彼は何も言わなかったが、その目は口ほどに物を言っていた。)
「目は口ほどに物を言う」と川柳の「目も口ほど」
「目は口ほどに物を言う」の古い用例は、江戸時代の川柳集柳多留拾遺(1801年)に見つかります。
「気があれば目も口ほどにものをいひ」という句で、恋愛感情を抱いた相手には、言葉にしなくても目つきで気持ちが伝わってしまう、という意味で詠まれています。
この句では「目も」となっていて、今の「目は」とは助詞が違います。
目も口と同じくらいに物を言う、という言い方で、目を口より上に置く比べ方ではありません。












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