【褒め言葉特集】心に響く!人を称賛する ことわざ・慣用句・故事成語・四字熟語の一覧

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褒め言葉 【特集】ことわざ・慣用句・四字熟語

人を褒める際に役立つ、ことわざ、慣用句、四字熟語、故事成語を集めて紹介します。
日本語には相手の行いや才能、人柄などを称賛するための多様な表現が存在します。

ことわざ – 行いや努力を称える

  • 縁の下の力持ち(えんのしたのちからもち):
    他人のために、人目につかないところで努力や苦労をすること。また、その人。
  • 大器晩成(たいきばんせい):
    大きな器が完成するまでに時間がかかるように、真に偉大な人物も大成するのが遅いということ。将来の大成を期待する言葉。
  • 氏より育ち(うじよりそだち):
    家柄や血筋よりも、育った環境や受けた教育・しつけのほうが、人格形成に重要であるということ。
  • 継続は力なり(けいぞくはちからなり):
    物事を続けることは、やがて大きな成果や力につながるということ。地道な努力の価値を称える言葉。

慣用句 – 感嘆や評価を示す

  • 非の打ち所がない(ひのうちどころがない):
    欠点や改善すべき点が全くなく、完璧であること。
  • 右に出る者はいない(みぎにでるものはいない):
    その人より優れている者はいない、最高位であること。
  • 一目置く(いちもくおく):
    相手が自分より優れていると認め、敬意を払うこと。
  • 太鼓判を押す(たいこばんをおす):
    間違いがない、確実であると保証すること。強く推薦すること。
  • 折り紙付き(おりがみつき):
    その価値や能力、品質などが確かであると保証されていること。定評があること。
  • 目を見張る(めをみはる):
    驚いたり感心したりして、目を大きく開いて見つめること。
  • 腕が立つ(うでがたつ):
    技量や手腕が優れていること。
  • 板につく(いたにつく):
    職業や任務、服装や態度などが、その人にぴったりと似合うようになること。経験を積んで様になっているさま。
  • 舌を巻く(したをまく):
    あまりの見事さ、素晴らしさにひどく感心する、驚嘆するさま。
  • 顔が広い(かおがひろい):
    交際範囲が広く、多くの人に知られていること。人脈が豊富なこと。
  • 気が利く(きがきく):
    細かいところにまで注意が及び、配慮が行き届いていること。
  • 痒い所に手が届く(かゆいところにてがとどく):
    細かな点にまで配慮が行き届き、こちらの望み通りにしてくれること。
  • 腰が低い(こしがひくい):
    他人に対して、いばらず謙虚な態度であること。
  • 株が上がる(かぶがあがる):
    その人の評価や評判が高くなること。
  • 群を抜く(ぐんをぬく):
    多くの中で特に優れていること。

四字熟語 – 人物や才能を端的に表す

  • 頭脳明晰(ずのうめいせき):
    頭の働きがはっきりしていて、思考力や判断力が優れているさま。
  • 博学多才(はくがくたさい):
    広く様々な分野の学問に通じ、多くの才能を持っていること。
  • 品行方正(ひんこうほうせい):
    心や行いが正しく、きちんとしているさま。
  • 文武両道(ぶんぶりょうどう):
    学問と武芸(現代ではスポーツなど)の両方に優れていること。
  • 温厚篤実(おんこうとくじつ):
    人柄が穏やかで情が厚く、誠実であること。
  • 一騎当千(いっきとうせん):
    一人の騎兵で千人の敵に対抗できるほど強いこと。人並み外れた能力や経験を持つこと。
  • 才色兼備(さいしょくけんび):
    優れた才能と美しい容姿の両方を兼ね備えていること(主に女性に対して使う)。
  • 才気煥発(さいきかんぱつ):
    優れた才能が、生き生きと外に現れ出ているさま。
  • 質実剛健(しつじつごうけん):
    飾り気がなく真面目で、心身ともに強くたくましいさま。
  • 聡明叡知(そうめいえいち):
    物事の理解が早く賢く、道理によく通じていること。
  • 知勇兼備(ちゆうけんび):
    優れた知恵と勇気を兼ね備えていること。
  • 天衣無縫(てんいむほう):
    天人の衣服には縫い目がないことから、詩文などが技巧のあとなく自然で美しいこと。また、性格が無邪気で飾り気がないこと。
  • 眉目秀麗(びもくしゅうれい):
    顔かたちが整っていて、美しいさま(主に男性に対して使う)。
  • 有言実行(ゆうげんじっこう):
    言ったことを必ず実行すること。
  • 容姿端麗(ようしたんれい):
    姿かたちが整っていて、美しいさま(主に女性に対して使う)。
  • 博覧強記(はくらんきょうき):
    幅広く物事に通じ、記憶力がある。
  • 八面六臂(はちめんろっぴ):
    一人で何人分もの働きをすること。

故事成語 – 由来と共に伝わる称賛

  • 臥薪嘗胆(がしんしょうたん):
    目的を達成するために、長い間苦労や試練に耐えることのたとえ。その努力や忍耐力を称える際に使う。
  • 画竜点睛(がりょうてんせい):
    竜の絵に最後に瞳を描き入れたら、竜が天に昇ったという故事から、物事を完成させるための最後の重要な仕上げのこと。
  • 韋編三絶(いへんさんぜつ):
    孔子が易経を繰り返し読んだため、綴じてあった革紐が三度も切れたという故事から、熱心に読書することのたとえ。努力を称賛する言葉。
  • 蛍雪の功(けいせつのこう):
    苦労して学問に励み、成果をあげることのたとえ。(晋の車胤が蛍の光で、孫康が雪の明かりで勉強した故事)
  • 呉下の阿蒙にあらず(ごかのあもうにあらず):
    昔の呉の阿蒙(呂蒙)ではない、つまり、学問をして驚くほど進歩したということ。(三国志の故事)人の成長を称える言葉。
  • 国士無双(こくしむそう):
    国中に二人といないほど優れた人物のこと。(韓信を称えた言葉)最高の褒め言葉の一つ。
  • 三顧の礼(さんこのれい):
    目上の人が、賢者を招くために礼を尽くして何度も訪れること。(劉備が諸葛亮を迎えた故事)評価の高さを示す。
  • 切磋琢磨(せっさたくま):
    玉や石を切り磨くように、学問や道徳に励むこと。また、仲間同士で励まし合い向上すること。その努力や姿勢を称える。
  • 嚢中の錐(のうちゅうのきり):
    袋の中の錐の先が自然に外に突き出るように、優れた才能を持つ人は、多くの人の中にいても自然と頭角を現すということのたとえ。
  • 白眉(はくび):
    多くの中で最も優れている人や物のこと。(蜀の馬氏五常の中で、眉に白い毛があった馬良が最も優れていた故事)

まとめ – 褒め言葉で心を繋ぐ

褒め言葉として使われることわざ、慣用句、四字熟語、故事成語を紹介しました。
日本語の多様な称賛表現を知る一助となればと思います。
相手や場面に応じて適切な言葉を選ぶことが、円滑なコミュニケーションにつながります。
心を込めた言葉選びを心がけたいものですね。

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