四字熟語

頭脳明晰

(ずのうめいせき)

頭の働きが良く、物事の筋道を曇りなく論理的に考えられること。


7文字の言葉 / 「す・ず」から始まる言葉
頭脳明晰 ことば
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意味

「頭脳明晰(ずのうめいせき)」とは、頭の働きが良く思考がクリアであるという意味です。
単に知識があるだけでなく、複雑な物事を順序立てて整理できる、知的でスマートな響きを持つ言葉です。

  • 頭脳(ずのう):頭の働き。知力。
  • 明晰(めいせき):明らかではっきりしていること。

語源・由来

「明晰(めいせき)」は、はっきりしていて筋道が通っていることを表す語です。
哲学ではフランス語 claire の訳語としても使われ、近代哲学の父とされるデカルトは、物事の真理を正しく認識する条件として、疑いようもなく明らかな「明晰」と、他と明確に区別できる「判明」を挙げました。

使い方・例文

  • 彼女は誰もが認める頭脳明晰なリーダーだ。
  • 頭脳明晰な人物だけがその謎を解き明かせる。

類義語・関連語

頭脳明晰と同様に、優れた知性や賢さを表す言葉です。

  • 聡明(そうめい):
    理解力や判断力が優れていること。
  • 才色兼備(さいしょくけんび):
    優れた才能と美しい容姿の両方を持っていること。
  • 博識(はくしき):
    広く豊富な知識を持っていること。
  • 英明(えいめい):
    人並み外れて賢く、道理に明るいこと。

「頭脳明晰」と類義語の違い

これらはすべて優れた知性を表しますが、「思考の質」か「知識の量」かという決定的な違いがあります。

語句焦点ニュアンス
頭脳明晰
(ずのうめいせき)
思考の質・処理能力論理的でクリアに考える力
博識
(はくしき)
知識の量・蓄積幅広い分野の知識を知っていること
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対義語

頭脳明晰とは逆に、思考がはっきりしないことや知性が乏しいことを表す言葉です。

  • 愚鈍(ぐどん):
    判断力や行動がにぶく、賢くないこと。
  • 暗愚(あんぐ):
    物事の道理や善悪を判断する知恵がないこと。
  • 混濁(こんだく):
    思考や意識がよどんではっきりしない状態。

英語表現

clear-headed

意味:思考が明快で論理的なこと

In a crisis, we need a clear-headed leader.
(危機的状況には頭脳明晰なリーダーが必要です。)

sharp

意味:反応が早く頭が切れること

She is very sharp.
(彼女はとても頭脳明晰です。)

「頭脳明晰」になる方法を説いた明治の本

1911年(明治44年)に、『頭脳明晰法百話』という学生向けの本が出ています。
著者は序文で、頭脳を「学生の資本」と呼びました。
入学試験が難しくなり、在学中の成績が就職にまで響く世の中では、頭脳の問題が重要になったというのです。

本文では、頭の「明快」は気がかりや疲れで損なわれ、工夫で取り戻せるものとして書かれています。
たとえば、頭をよく使ったあとは手先を動かす簡単な作業で「恢復かいふく明快をはかる」(=頭のすっきりした状態を取り戻す)とよい、と勧めています。
この本の「頭脳明晰」は、生まれつきの頭の良さではなく、暮らしの工夫で保つ状態として扱われています。

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