意味
「烏鷺の争い(うろのあらそい)」とは、囲碁で勝負を争うことを表す言葉です。
「烏」の黒と「鷺」の白を、碁石の黒と白に見立てた表現です。
「烏鷺」の語は、もとはカラスとサギを指し、黒と白の意味でも使われます。
語源・由来
「烏鷺の争い」の由来は、囲碁の対局を鳥の姿になぞらえたことにあります。
囲碁で使われる黒い石をカラスに、白い石をサギに見立て、盤上で両者が勝負を争う様子を「烏鷺の争い」と呼びました。


使い方・例文
「烏鷺の争い」は、碁を打って勝負を争う様子を、風雅に言い表す場面で使われます。
- 縁側では祖父と近所の碁敵が、日が暮れるまで烏鷺の争いを続けていた。
- 名人戦の最終局は、両者一歩も譲らぬ烏鷺の争いとなった。
- 休日の碁会所では、常連たちが朝から烏鷺の争いに興じている。
烏鷺の争いの「烏鷺」は、手談・爛柯と並ぶ囲碁の異称
「烏鷺」は、囲碁そのものを指す異称としても使われます。
囲碁には「烏鷺」の他にも、多彩な別称が存在します。
言葉を交わさずとも盤上の石を介して心が通い合う「手談(しゅだん)」、対局に没頭するあまり時の流れを忘れてしまう「爛柯(らんか)」といった呼び名が代表的です。
「爛柯」は、木こりが仙人の碁を見ているうちに斧の柄が朽ちていたという中国の説話に由来します。










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