意味
「発破をかける(はっぱをかける)」とは、強い調子の言葉で相手を励まし、やる気を奮い立たせるという意味です。
穏やかに励ますのではなく、荒っぽいくらいの言葉で気合いを入れるところに、この言葉の持ち味があります。
「発破を掛ける」と漢字で書くこともあります。
- 発破(はっぱ):爆薬を仕掛けて岩などを砕くこと。
語源・由来
この言葉は、鉱山や土木工事で行う「発破」から転じたものです。
文字どおりには、発破を仕掛けて岩などを爆破するという意味で、人に向けて使うと、強い言葉で気合いを入れるという意味になります。
使い方・例文
- 締め切りが近いのに手が止まっている部下に、課長が発破をかけた。
- 「このままでは間に合わないぞ」と、母は受験を控えた兄に発破をかけた。
- 練習を怠けがちな部員たちに、キャプテンが大きな声で発破をかける。
類義語・関連語
相手に強く働きかけて、気力を引き出す点で共通する言葉です。
- 活を入れる(かつをいれる):
刺激を与えて、元気や気力を取り戻させること。 - 気合を入れる(きあいをいれる):
気持ちを引き締めさせ、勢いをつけさせること。 - ねじを巻く(ねじをまく):
ゆるんだ気持ちや態度を引き締めさせること。 - 鼓舞激励(こぶげきれい):
人を励まし、奮い立たせること。
英語表現
light a fire under
人をせき立てて、早く取りかからせたり急がせたりする言い方。
The coach lit a fire under the team at halftime.
(監督はハーフタイムにチームに発破をかけた。)
「発破」は工事と鉱山の言葉
「発破」は「爆破」とほぼ同じ意味の言葉ですが、軍事では「爆破」、工事や鉱山などの工業では「発破」と、分野によって呼び分けることもあります。
トンネル工事などの発破では、削岩機で岩に小さな穴をあけ、その中に爆薬を詰めて起爆するのが普通のやり方です。
家の多い市街地では、爆発の力を抑えて周りに影響が及ばないようにする、小さく穏やかな発破の技術が発達しました。

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