意味
「大兵肥満(だいひょうひまん)」とは、体格が大きいうえに、ひどく太っているという意味です。
人の体つきを言う語で、「大兵肥満の男」のように名詞として使います。
語源・由来
この言葉は、「大兵」と「肥満」を重ねた語です。
「大兵」は体が大きくたくましいことを表し、「たいひょう」とも読みます。
同じ字でも「たいへい」と読むと、大軍という別の意味になります。
使い方・例文
- 絵巻には、大兵肥満の武者が大きな馬にまたがる姿が描かれていた。
- 「学生時代の私は大兵肥満で、制服がいつもきつかった」と父は笑った。
- 物語に出てくる大兵肥満の僧兵は、長い薙刀を軽々と振り回した。
使うときの注意
「大兵肥満」は、人の体型の大きさと太さを、そのまま言葉にして並べる語です。
体型は本人がすぐには変えられないものなので、目の前の人やその場にいない知人に向けて使うと、体型をあげつらう言い方になります。
使ってよいのは、古い文章や小説の人物描写を読むとき、物語や歴史上の人物の姿を説明するとき、自分の体型を冗談まじりに言うときなどです。
人の体つきに触れる必要があるときは「大柄な人」「体格のいい人」のように、太っているかどうかに踏み込まない言い方にします。
そもそも体型に触れる必要がない場面なら、話題にしないのがいちばんです。
「大兵肥満」の「大兵」には弓を引く力が強いという意味もある
「大兵(だいひょう)」には、体が大きいことのほかに、弓を引く力が強いこと、また、その人という意味もあります。
同じ意味の語に「精兵」があります。
反対の語は「小兵」で、こちらも体が小さいことと、弓を引く力が弱いことの両方を表します。
相撲で小柄な力士を「小兵力士」と呼ぶのは、この体つきの意味です。

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