慣用句

刺身のつま

(さしみのつま)

刺身を引き立てるために添える野菜や海藻。転じて、軽い役割しかなく、あってもなくても大差のないもののたとえ。

異形:刺し身のつま

6文字の言葉 / 「さ・ざ」から始まる言葉
刺身のつま ことば
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意味

「刺身のつま(さしみのつま)」とは、もともと刺身に彩りや取り合わせとして盛り添える野菜や海藻などのことです。
転じて、あってもなくても大きな違いのない、添えもの程度のものをたとえていいます。

語源・由来

この言葉の「つま」は、料理などに添えるもののことです。
刺身の皿で、主役の魚の切り身を引き立てる役に回る野菜や海藻を指し、そこから中心にはならない軽い役割のものを言うようになりました。

白い舟形の皿に、青魚・甘えび・赤身などの刺身が並び、中央の大根のけんの上に黄色い食用菊、手前に緑の海藻、両端にわさびが添えてある
大根のけん・食用菊・海藻を添えた刺身の盛り合わせ
(写真:Norio NAKAYAMA、Wikimedia Commons/CC BY-SA 2.0)

使い方・例文

  • 大根の千切りやシソの葉など、刺身のつままで残さずきれいに食べた。
  • 発表会での私の説明は、社長の挨拶の刺身のつまにすぎなかった。
  • この映画の恋愛話は刺身のつまで、見どころは迫力ある戦いの場面だ。
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類義語

どれも、中心ではなく添えられているだけのものを表す言葉です。

  • 添え物(そえもの):
    主となるものに添えただけのもの。
  • 付けたり(つけたり):
    主なものに付け加えた、おまけ程度のもの。
  • 付け足し(つけたし):
    あとから付け加えた部分。

刺身の下の大根は「けん」

刺身に添えるものは、置く場所によって呼び名を分けることがあります。
刺身の下に敷く白髪しらが大根(= 細い千切りの大根)やミョウガの千切りは「けん」や「敷きづま」、手前に添える穂ジソやタデは「つま」と呼ぶ、という区別です。
江戸時代には「けん」と呼ぶほうがふつうで、「つま」はあまり使われず、使われても汁の実などを指していました。

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