慣用句

帳尻を合わせる

(ちょうじりをあわせる)

収入と支出がぴったり合うようにすること。また、最後には物事のつじつまが合うようにすること。


10文字の言葉 / 「ち・ぢ」から始まる言葉
帳尻を合わせる ことば
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意味

「帳尻を合わせる(ちょうじりをあわせる)」とは、入ってくるお金と出ていくお金が釣り合うように整えるという意味です。
お金の話に限らず、最後には物事のつじつまが合うようにするという意味でも使います。

語源・由来

この言葉の「帳尻」は、帳簿や帳面に書いた記録の終わりの部分を指します。
そこには収入と支出を差し引いた最後の計算が書かれるため、「帳尻」はその計算の結果も表すようになりました。
帳簿の最後の数字を合わせることが、この言葉のもとの意味です。

使い方・例文

収支を合わせる

  • 月末に食費を切り詰めて、家計の帳尻を合わせた。
  • 赤字の事業を手放して、会社は決算の帳尻を合わせるつもりだ。

つじつまを合わせる

  • 夏休みの宿題を最後の三日で片づけ、どうにか帳尻を合わせた。
  • 前半の失点を後半の二得点で取り返し、試合の帳尻を合わせた。
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類義語・関連語

どれも、最後に数字や筋道が合う状態を言う語です。

  • 帳尻が合う(ちょうじりがあう):
    収入と支出が合うこと。物事のつじつまが合い、釣り合いがとれる意にも使う。
    見出し語が人の手で合わせるのに対し、こちらは合った結果を言う形。
  • 辻褄を合わせる(つじつまをあわせる):
    筋道が通るようにすること。前後の物事が食い違わないように手を加える意でも使う。

英語表現

balance the books

使うお金が入ってくるお金を上回らないようにすること。
収支を合わせる意味のほうに当たる表現。

We cut costs to balance the books this year.
(今年は経費を削って帳尻を合わせた。)

江戸の商家で最も大事な帳簿は大福帳

江戸時代の商家で、取引の差し引きを計算する中心の帳簿が「大福帳」です。
「大帳」という呼び名に、福が来るよう願って「福」を加えた名前です。
得意先ごとに口座を作り、売った品物の数量や値段と、入ってきたお金を書き写して差し引きを計算しました。
この差し引きの結果が、帳簿の上での「帳尻」にあたります。
店にとって最も大切な帳簿だったため、主人や番頭だけが扱い、店員にも中身を秘密にした店もありました。
明治に入って洋式の簿記が伝わると、大福帳はしだいに使われなくなりました。

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