意味
「篩にかける(ふるいにかける)」とは、決めた基準で多くの人や物を選び分け、その基準に合わないものを外すという意味です。
もとの意味は、粉や粒を篩という道具に通して、細かいものと粗いものに分けることです。
「ふるいにかける」「篩に掛ける」とも書きます。
語源・由来
この言葉は、道具の篩から来ています。
篩は浅い枠の底に網や布を張ったもので、粉や穀物をのせて揺すると、網の目より細かいものだけが下へ落ち、粗いものは網の上に残ります。
この働きが人や物を選ぶことにも広げられ、条件に合わないものを除くという二つ目の意味が生まれました。

(写真:Yamen、Wikimedia Commons/CC BY-SA 3.0)
使い方・例文
- 小麦粉を篩にかけてから混ぜると、生地にだまができにくい。
- 応募した三百人を書類で篩にかけ、面接に進めるのは三十人だ。
- 集まった意見を篩にかけて、すぐに実行できる案だけを会議に出した。
類義語・関連語
どれも、基準に照らして必要なものを選び出すことを表す語です。
- 篩う(ふるう):
篩にかけて分けること、また基準によって選び抜くこと。見出し語と同じ二つの意味を一語で表す動詞。 - 選り分ける(よりわける):
基準に従って区別し、かなうものを選び取ること。「えりわける」とも読む。 - 取捨選択(しゅしゃせんたく):
よいものを取り、悪いものを捨てて選ぶこと。
英語表現
weed out
集団の中から、要らない人や物を取り除くこと。
The first interview is meant to weed out applicants who do not meet the basic conditions.
(最初の面接は、基本の条件を満たさない応募者を篩にかけるためのものだ。)
目の粗い篩は「トオシ」
篩には網の目の細かさにいろいろあり、目の粗いものを「トオシ」、細かいものを「フルイ」と呼び分けてきました。
網には絹や麻の布のほか、馬の毛、針金、竹、籐なども使われます。
穀物の手入れに欠かせない農具だったため、昔は篩を作ったり直したりする職人が村々を回っていました。
今では工場で使う機械の篩もあり、粒の大きさを測るための標準の篩は日本産業規格(JIS)で定められています。

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