慣用句

野辺の送り

(のべのおくり)

死者のなきがらに付き添い、火葬場や埋葬地まで送っていくこと。その葬列や葬式をもいう。

異形:野辺送り

6文字の言葉 / 「の」から始まる言葉
野辺の送り ことば
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意味

「野辺の送り(のべのおくり)」とは、亡くなった人を火葬場や墓地まで見送ることをいいます。
見送るときの行列や、葬式そのものを指すこともあります。
「野辺送り」とも言います。

語源・由来

この言葉の「野辺」は野原を指す語で、火葬場や埋葬地の意味でも使われます。
死者をその野辺まで送っていくことから、「野辺の送り」と言います。

使い方・例文

  • 祖父の野辺の送りには、村じゅうの人が集まってくれた。
  • 雪の降る朝、家族だけで静かに野辺の送りを済ませた。
  • 時代小説を読んでいると、野辺の送りの行列が描かれる場面に出会う。

類義語・関連語

どれも、亡くなった人を葬ることにかかわる言葉です。

  • 野送り(のおくり):
    野辺送りと同じ意味の言葉。
  • 葬送(そうそう):
    なきがらを葬るため、墓所まで送り届けること。
  • 野辺の煙(のべのけむり):
    火葬の煙。「のべのけぶり」とも読む。

昔の葬列は松明が先頭

かつての野辺の送りでは、棺ひつぎを中心に行列を組んで歩きました。
並び方は地方や家によって違いますが、位牌いはいは跡を継ぐ人、杖は孫というように、近親者が持ち物を分けて担うことが多かったとされます。
先頭には松明たいまつを掲げる人が立ち、これには魔よけや清めの意味があるとされます。
墓地へ向かう途中でわざと回り道をする土地もあり、死者の霊が迷って戻ってこないためのまじないと説明されています。
霊柩車を使う今の葬儀では行列を組まず、位牌と遺影だけを持つ形になっています。

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