意味
「斬新奇抜(ざんしんきばつ)」とは、ひときわ目新しく、予想もつかないほど風変わりな様子をいいます。
物事の趣向や発想、デザインなどについて、「斬新奇抜な」「斬新奇抜だ」の形で使います。
- 斬新(ざんしん):趣向や発想がきわだって新しい様子。
- 奇抜(きばつ):とても風変わりで、人の意表をつく様子。
語源・由来
この言葉は、「斬新」と「奇抜」という二つの語を重ねて、新しさと風変わりさを合わせて表した語です。
「斬新」は「嶄新」とも書きます。
使い方・例文
- 新人デザイナーの斬新奇抜な衣装が、発表会で大きな話題になった。
- 部長は、斬新奇抜な企画ほど実現までの手順を細かく確かめる。
- 彼の小説は斬新奇抜な仕掛けに満ちていて、最後まで先が読めない。
類義語・関連語
新しさや意外さで人を驚かせる様子を表す語には、次のようなものがあります。
- 奇想天外(きそうてんがい):
普通では考えつかないほど奇抜なこと。 - 新奇(しんき):
目新しくて珍しい様子。
「斬新奇抜」と類義語の違い
三つとも、人の思いつかない珍しさを表す点は共通しています。
「斬新奇抜」は新しさと風変わりさの両方を表し、「奇想天外」は発想の意外さ、「新奇」は目新しさに重点があります。
対義語
- 陳腐(ちんぷ):
古くさく、ありふれていてつまらないこと。
「斬新奇抜」の「奇抜」には「優れている」という意味もある
「奇抜」は風変わりな様子を表すほか、思いがけないほど抜きん出て優れていることも表します。
江戸時代の漢文には、並外れて優れた文章を「奇抜」と評した例があります。
中国の逸話集『世説新語』の文学篇には、謝安らの集まりで支道林が『荘子』の漁父篇について七百語ほどを語った場面があり、その語りぶりを次のように評しています。
敘致精麗,才藻奇拔
(話の運びは緻密で美しく、言葉の才は抜きん出ていた)

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