意味
「沈思黙考(ちんしもっこう)」とは、口を閉ざしたまま、じっと深く考え込むという意味です。
「沈思黙考する」の形で、動詞としても使います。
- 沈思(ちんし):深く考え込むこと。
- 黙考(もっこう):黙って考えること。
語源・由来
この言葉は、「沈思」と「黙考」という似た意味の二つの語を重ねて、意味を強めた語です。
使い方・例文
- 棋士は盤の前で沈思黙考し、三十分たってようやく次の一手を指した。
- 父は腕を組んで沈思黙考したあと、ぼくの留学を認めてくれた。
- 会議の前に一人で沈思黙考する時間を取るのが、部長の習慣だ。
類義語・関連語
どれも、深く考えをめぐらすという意味の語です。
- 千思万考(せんしばんこう):
あれこれと思いをめぐらすこと。 - 熟考(じゅっこう):
よくよく考えること。 - 黙想(もくそう):
黙って考えにふけること。
「沈思黙考」と「千思万考」の違い
どちらも深く考えることを表しますが、「沈思黙考」は黙って一つのことを考え込む様子に、「千思万考」はいろいろな方向にあれこれと考えをめぐらすことに重点があります。
| 語句 | 重点 |
|---|---|
| 沈思黙考 (ちんしもっこう) | 黙って深く考え込む |
| 千思万考 (せんしばんこう) | あれこれと考えをめぐらす |
英語表現
deep in thought
考えに深く沈んだ状態。
He sat by the window, deep in thought, for over an hour.
(彼は窓辺に座り、一時間以上も沈思黙考していた)

コメント