意味
「相即不離(そうそくふり)」とは、二つの物事が深く結びついていて、切り離して考えることができないという意味です。
「相即不離の関係」のように、二つのものの関係を言い表すのに使います。
- 相即(そうそく):二つの物事が密接に関わり合うこと。
- 不離(ふり):離れないこと。
語源・由来
この言葉は、仏教語の「相即」に、離れないという意味の「不離」を組み合わせた語です。
「相即」は本来、万物はその本体において一つに融け合っていて一体である、という意味です。
煩悩(= 心を乱す欲や迷い)と菩提(= 悟り)の関係をいう「煩悩即菩提」なども、この「相即」の関係にあたります。
使い方・例文
- 言葉と文化は相即不離の関係にあり、一方だけを学ぶのは難しい。
- この町の漁業と祭りは相即不離で、どちらが欠けても成り立たない。
- 理論と実験は相即不離だと、教授は学生に繰り返し説いた。
類義語・関連語
二つのものが密接に結びついている関係を表す語です。
- 表裏一体(ひょうりいったい):
表と裏のように、二つのものが密接で切り離せない関係にあること。 - 唇歯輔車(しんしほしゃ):
互いに助け合い、一方が滅びると他方も危うくなる密接な関係のたとえ。
英語表現
go hand in hand
二つの物事が密接に結びついて切り離せないことを表す句。
Language and culture go hand in hand.
(言語と文化は相即不離だ。)
「相即不離」と一字違いの「不即不離」は意味が大きく異なる
「相即不離」と一字だけ違う語に、「不即不離(ふそくふり)」があります。
「不即不離」は、二つのものが強く結びつきもせず、離れもしない関係にあるという意味で、「つかずはなれず」と言い換えられます。
「不即不離」の「即」はそばにくっつくという意味で、くっつくことと離れることの両方を打ち消しています。
これに対して「相即不離」は、互いに結びついて離れない関係を表すので、二つの語が表す関係の近さは大きく違います。

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