意味
「鼻を突く(はなをつく)」とは、強いにおいが鼻を鋭く刺激するという意味です。
古くは主人から勘当される(= 縁を切られて追い出される)という意味もありました。
また、「鼻を突き合わす」と同じく、狭い所に大勢が集まるという意味でも使われました。
語源・由来
この言葉は、においの強さを、鼻を「突く」という動作で表した言い方です。
使い方・例文
- 冷蔵庫を開けると、腐った牛乳のにおいが鼻を突いた。
- 理科室に入ったとたん、薬品のつんとしたにおいが鼻を突く。
- 工事中の家の前を通ると、塗りたてのペンキのにおいが鼻を突いてきた。
類義語・関連語
どれも、においが鼻に届いて刺激する様子を表す言葉です。
- 鼻を刺す(はなをさす):
においが強く、鼻を刺激する様子。「鼻を突く」とほぼ同じ意味。 - 鼻を打つ(はなをうつ):
強いにおいが鼻に届いて刺激すること。 - 鼻につく(はなにつく):
においが鼻につきまとう様子。また、飽きていやになることや、人の振る舞いがうっとうしく感じられること。
においのほかに、人の態度をいやに思う意味を持つ点が「鼻を突く」との違い。
古い意味から生まれた語「突鼻」
「鼻を突く」の古い意味からは、「突鼻(とつび)」という言葉も生まれました。
突鼻は、主人からとがめを受けて厳しく責められる、または勘当されるという意味の言葉です。
そこから、主人の前で失敗して面目を失うことや、とがめを受けるような騒ぎを起こすことにも使われ、「はなつき」とも言いました。

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