慣用句

暇を出す

(ひまをだす)

相手に休みを取らせること。また、雇っている人をやめさせたり、妻と縁を切ったりすること。


5文字の言葉 / 「ひ・び・ぴ」から始まる言葉
暇を出す ことば
スポンサーリンク

意味

「暇を出す(ひまをだす)」とは、相手に休みを与えるという意味です。
また、使用人などをやめさせることや、妻を離縁することにも使われます。
同じ意味で「暇をやる」とも言います。

語源・由来

この言葉の「暇」は、仕事の合間の時間だけでなく、休暇や、主人と使用人・夫と妻の関係を断つことも指す語です。
その「暇」を相手に「出す」、つまり与えるという言い方で、休みを取らせることにも、縁を切ってやめさせることにも使われます。
同じ字を「いとま」と読む「いとまを出す」という言い方もあり、こちらも妻を離縁する意味で使われます。

使い方・例文

やめさせられる側から言うときは、「暇を出される」と受け身の形になります。

  • 店主は、繁忙期を終えた店員たちに三日の暇を出した。
  • 屋敷の主人は、家の金を持ち出した奉公人に暇を出した。
  • 遅刻を重ねた見習いは、とうとう親方から暇を出された。
  • 芝居の中で、夫は口うるさい妻に暇を出すと言い放った。

類義語

  • 首を切る(くびをきる):
    雇っている人をやめさせること。休みを与える意味は持たない。

江戸の離縁状は「暇状」とも呼ばれた

江戸時代、庶民の夫婦が離婚するときには、夫から妻へ離縁状を渡すきまりがありました。
離縁状は去り状のほか、「暇状いとまじょう」「隙状ひまじょう」とも呼ばれました。
「いとま」の一語で、離縁状そのものを指すこともありました。
三行と半分の長さで書くことが多かったので、「三行半みくだりはん」という俗称でも知られています。
この書状の受け渡しがあってはじめて、夫も妻も再婚できるようになりました。

スポンサーリンク

コメント

URLをコピーしました