意味
「筋を通す(すじをとおす)」とは、物事を道理に合うように進めるという意味です。
話や行いを初めから終わりまで食い違わないようにすることや、決まった手続きをきちんとふむことにも使います。
語源・由来
この言葉の「筋」は物事の道理を指し、それを「通す」で、道理を曲げずに最後まで貫くという意味になります。
使い方・例文
- 彼は周りの声に流されず、初めに決めた方針で最後まで筋を通した。
- 約束を破ったのはこちらなのだから、まず謝って筋を通すべきだ。
- いきなり社長に頼むより、まず担当の部署に話して筋を通そう。
類義語・関連語
道理や順序に合わせて物事を運ぶ点で近い言葉です。
- 筋道を通す(すじみちをとおす):
物事の道理や正しい順序に従って進めること。 - 筋を立てる(すじをたてる):
首尾を一貫させ、道理に合うようにすること。意味は「筋を通す」とほぼ同じ。 - 筋が立つ(すじがたつ):
話や行いが初めから終わりまで食い違わず、道理に合っている状態。「筋が通る」ともいう。 - 首尾一貫(しゅびいっかん):
初めから終わりまで、方針や態度が変わらないこと。
英語表現
through the proper channels
正式な手続きを順にふんで。
手続きをふむという意味の「筋を通す」に当たる表現。
Please send your request through the proper channels.
(依頼は筋を通して、決まった窓口から出してください。)
「筋」は筋肉にも道理にも使う
「筋」という字は、筋肉や、筋肉と骨をつなぐ腱を表します。
体の中では皮膚に浮き出た血管も「筋」と呼び、怒って額の血管を浮き上がらせる様子が「青筋を立てる」です。
ほかにも、細長く続く線、家柄、芝居や小説のあらすじ、物事の道理などを「筋」といい、「筋を通す」の筋は道理のことです。
道理から外れることを「筋違い」といいますが、この語には斜めの位置にあることや、無理な動きで筋肉を痛めることという意味もあります。

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