青筋を立てる

『青筋を立てる』の文字サムネイル 個別解説
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怒りのあまり、こめかみに血管が浮き出るほど興奮する。
そんな激しい怒りの形相を表すのが、「青筋を立てる」(あおすじをたてる)です。

意味

「青筋を立てる」とは、激しく怒ったり興奮したりすることという意味です。感情が顔つきにまで表れるほどの、抑えのきかない怒りを表します。

  • 青筋(あおすじ):興奮したときに皮膚の下に浮き出て見える静脈。

語源・由来

「青筋を立てる」は、怒りや興奮によって実際に体に起こる変化を言葉にしたものです。
人は強く興奮すると血圧が上がり、血管に血液が集まって膨らみ、皮膚の薄いこめかみや額の部分に血管が浮き出て見えるようになります。
静脈には酸素を使い終えた後の血液が流れているため、皮膚越しに見ると青みがかって見え、これが「青筋」と呼ばれる所以です。
江戸時代の滑稽本『風来六部集』にも「青筋をはってのいひぶん」という言い回しが見られ、古くから怒りの形相を表す言葉として使われてきたことがわかります。

使い方・例文

「青筋を立てる」は、我慢できないほどの怒りが表情にまで表れる場面で使われます。

  • 部下のミスに、上司は青筋を立てて怒鳴った。
  • 彼女は青筋を立てながら、抗議の電話をかけ続けた。
  • あまりの言いがかりに、思わず青筋を立ててしまった。

類義語・関連語

「青筋を立てる」と同様に、興奮による体の変化を通して怒りを表す言葉には以下のようなものがあります。

  • 頭に血が上る(あたまにちがのぼる):興奮して冷静さを失うこと。
  • こめかみに青筋を浮かべる:同義の言い回し。

「青筋」の正体

「青筋」の正体は、皮膚のすぐ下を通る静脈です。
普段は皮下脂肪や筋肉に隠れて目立ちませんが、怒りや興奮で血圧が上がると血管が拡張し、皮膚の薄いこめかみや額でとくに目立つようになります。
静脈を流れる血液は、全身に酸素を届けたあとの血液で、動脈血に比べてやや暗い色をしています。
これが薄い皮膚を通して見えることで、青みがかった色に見えるのです。
興奮しやすい人ほど血管の反応が早いといわれ、「青筋を立てやすい」体質には個人差があります。

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