意味
「肝煎り(きもいり)」とは、双方のあいだに立ち、心を配りながらあれこれと世話をすることをいいます。
また、そうして世話をする人のことも指します。
昔は役目の名前としても使われました。
江戸幕府では、同じ役目の人たちの中で頭に立ってまとめる世話役を「肝煎り」と呼びました。
ほかに、名主や庄屋のような村の長や、奉公人などの勤め先を世話すること、またそれを仕事にする人も指しました。
- 肝(きも):ここでは、心や気持ちのこと。
- 名主・庄屋(なぬし・しょうや):村をまとめた長の呼び名。
語源・由来
この言葉は、「肝を煎る」という言い回しから来ています。
「肝を煎る」は、心づかいをするという意味です。
使い方・例文
- 地元の商店会の肝煎りで、駅前に小さな朝市が開かれることになった。
- この同窓会が毎年続いているのは、肝煎りを引き受けてくれる佐藤さんのおかげだ。
類義語・関連語
- 世話を焼く(せわをやく):
進んで他人の面倒をみること。間に立って取りもつ場面に限らない点が肝煎りとの違い。 - 口利き(くちきき):
間に立って紹介や世話をすること。また、その人。 - 橋渡し(はしわたし):
両者のあいだに入って取りもつこと。仲介。

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