ことわざ

贔屓の引き倒し

(ひいきのひきたおし)

ある人をひいきするあまり度を越して、かえってその人を困らせたり不利な立場に置いたりすること。

異形:贔屓の引き倒れ

9文字の言葉 / 「ひ・び・ぴ」から始まる言葉
贔屓の引き倒し ことば
スポンサーリンク

意味

「贔屓の引き倒し(ひいきのひきたおし)」とは、肩入れが過ぎて、その相手をかえって困った立場に追い込んでしまうことをいいます。
よかれと思って引き立てたつもりが、本人の迷惑になるという場合に使います。

  • 贔屓(ひいき):気に入った人に目をかけ、力を貸すこと。
  • 引き倒し(ひきたおし):引っ張って倒すこと。

語源・由来

この言葉は、相手を引き立てようと引っ張る力が強すぎて、かえって相手を倒してしまう、という見立てでできています。
「ひいき」と「ひき」の音をそろえて、耳に残る言い回しにしてあります。

使い方・例文

ひいきが度を越したときに、それを批判して言う言葉として使います。

  • 部長が気に入った部下ばかり褒めるので、贔屓の引き倒しで本人が浮いてしまった。
  • 支援者の強引な選挙運動が贔屓の引き倒しとなり、候補者の評判を落とした。
スポンサーリンク

類義語・関連語

  • 勾張り強くして家を倒す(こうばりつよくしていえをたおす):
    支えの力が過ぎて、かえって害になることのたとえ。家を支えるための材木が強すぎて、逆に家を倒してしまうという見立て。
  • 寵愛昂じて尼になす(ちょうあいこうじてあまになす):
    かわいがるのも度を越すと、本人のためにならないというたとえ。娘を手元に置きたい親がいつまでも嫁がせず、しまいに尼あまにしてしまう、という句。
  • 親方思いの主倒し(おやかたおもいのしゅだおし):
    親方や主人によかれと思った行いが、逆にその主人に損をさせること。
  • 情けが仇(なさけがあだ):
    思いやってかけた情けが裏目に出て、相手に悪い結果をもたらすこと。ひいきでなく同情や思いやりが元になる点で異なる。
  • 過ぎたるは猶及ばざるが如し(すぎたるはなおおよばざるがごとし):
    物事は度を越すと、足りないのと変わらないほど害になるという教え。
スポンサーリンク

コメント

URLをコピーしました