意味
「自己陶酔(じことうすい)」とは、自分自身に酔いしれるという意味です。
うぬぼれて、いい気持ちになっている状態を指します。
語源・由来
この言葉は、自分自身を指す「自己」と、気持ちよく酔うこと、うっとりとその気分にひたることを表す「陶酔」を組み合わせた語です。
使い方・例文
「自己陶酔する」の形で、動詞としても使えます。
- 発表の練習を録画した兄は、画面の中の自分の声に自己陶酔していた。
- カラオケで熱唱する部長の自己陶酔ぶりに、周りは苦笑いするしかなかった。
- 詩が自己陶酔で終わらないよう、書いた翌朝に必ず読み返している。
類義語・関連語
- ナルシシズム(narcissism):
自己愛。自己陶酔の意味でも使われる外来語。
「自己陶酔」と「ナルシシズム」の違い
「ナルシシズム」は、もとは精神分析の用語で、自分自身を愛の対象とすること(自己愛)を指します。
そこから意味が広がり、「自己陶酔」と同じ意味でも使われます。
| 語句 | 意味 |
|---|---|
| 自己陶酔 (じことうすい) | 自分自身に酔いしれ、うぬぼれていい気持ちになること |
| ナルシシズム (narcissism) | 精神分析の用語で自己愛。自己陶酔の意味でも使う |
英語表現
narcissism
自分自身にうっとりと見とれる性質。
His speech was full of narcissism.
(彼のスピーチは自己陶酔に満ちていた。)
「自己陶酔」を指すナルシシズム、語源は水面に見とれた美少年
「ナルシシズム」は、ギリシア神話の美少年ナルキッソス(フランス語名ナルシス)にちなむ語です。
ナルキッソスはニンフ(= 自然に宿る精霊)であるエコーの愛を受け入れず、水面に映った自分の姿に見とれて、その場を離れられないまま死んでしまいました。

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