意味
「物情騒然(ぶつじょうそうぜん)」とは、世の中が騒がしくなり、人々の心が落ち着かないという意味です。
「物情騒然たる世の中」「物情騒然としてきた」のように、「たる」「として」を付けて使います。
語源・由来
この言葉は、世間のありさまや世の人々の心情を表す「物情」と、騒がしい様子を表す「騒然」を組み合わせた語です。
使い方・例文
- 大地震が来るといううわさが広まり、町は物情騒然としてきた。
- 黒船が来航してから、幕末の江戸は物情騒然たるありさまだった。
- 選挙の不正疑惑が報じられ、国内は一時物情騒然としていた。
対義語
- 天下泰平(てんかたいへい):
世の中がよく治まり、穏やかで平和な様子。
英語表現
civil unrest
社会の中に広がる不穏な状態。
抗議や騒ぎが起きて、世の中が落ち着かない状況。
Rising food prices led to civil unrest across the country.
(食料の値上がりで、国じゅうが物情騒然としてきた。)
「物情騒然」の「物情」は物のありさまも指す
「物情」には、世間のありさまや人々の心情のほかに、物のありさまや物事の状態という意味もあります。
「物情騒然」の「物情」は、世間のありさまや人々の心情を指すほうの意味です。

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