意味
「珍味佳肴(ちんみかこう)」とは、めったに口にできないおいしい料理や、上等な酒のさかなのことです。
豪華なごちそうをまとめて言うときに使う語です。
- 珍味(ちんみ):めずらしい味の食べ物。
- 佳肴(かこう):よい酒のさかな。ごちそう。
語源・由来
この言葉は、「珍味」と「佳肴」という似た意味の語を重ねて、意味を強めた語です。
使い方・例文
- 祝いの席には、港町ならではの珍味佳肴がずらりと並んだ。
- 旅館の女将が珍味佳肴を用意して、遠くから来た客をもてなした。
- どんな珍味佳肴よりも、母の作るみそ汁のほうがうれしい。
類義語・関連語
どちらも、ぜいたくなごちそうを表す語です。
- 美酒佳肴(びしゅかこう):
おいしい酒と、よい酒のさかな。 - 山海の珍味(さんかいのちんみ):
山や海でとれるめずらしい食べ物を集めた、ぜいたくな料理。
「珍味佳肴」と類義語の違い
三つとも豪華なごちそうを指しますが、何に重きを置くかが違います。
「珍味佳肴」は料理のめずらしさとおいしさ、「美酒佳肴」は酒と料理の両方、「山海の珍味」は山や海の産物の豊かさに目を向けた語です。
| 語句 | 重きを置くもの |
|---|---|
| 珍味佳肴 (ちんみかこう) | めずらしくておいしい料理 |
| 美酒佳肴 (びしゅかこう) | 上等な酒と料理の組み合わせ |
| 山海の珍味 (さんかいのちんみ) | 山や海からとれる産物の豊かさ |
「珍味佳肴」の「肴」は魚に限らない
「さかな」は、「酒」と、おかずを表す古い語「な」が合わさってできた言葉です。
もとは酒を飲むときに添えて食べる物全般を指し、魚だけでなく肉や果物、野菜も含まれていました。
「肴」という漢字も、もとは骨つきの肉を表す字です。
江戸時代中期以後、宴会料理の発達にともなって、酒に添える物はおもに魚を指すようになりました。
また「さかな」は食べ物だけでなく、酒の席を盛り上げる歌や踊り、話題のことも指しました。

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