意味
「びっくり仰天(びっくりぎょうてん)」とは、ひどく驚くという意味です。
「びっくりする」をさらに強めた言い方で、「びっくり仰天する」「びっくり仰天した」のように動詞としても使います。
語源・由来
この言葉は、驚いて天を仰ぐところからできた語で、「びっくり」と「仰天」を重ねています。
「びっくり」は、突然のことや意外なことに一瞬おどろく様子を表す語です。
「仰天」だけでもひどく驚くという意味があり、二つを合わせて驚きの大きさを強めています。
使い方・例文
- 宝くじが当たったと聞いて、家族みんながびっくり仰天した。
- 十年ぶりに会った友人の変わりように、びっくり仰天だった。
- 猫が冷蔵庫の上から飛び降りてきて、弟はびっくり仰天して叫んだ。
類義語・関連語
どれも、ひどく驚くという意味で置き換えられる語です。
- 仰天(ぎょうてん):
天を仰ぐほど、ひどく驚くこと。 - 肝をつぶす(きもをつぶす):
非常に驚くこと。 - 腰を抜かす(こしをぬかす):
驚きのあまり立ち上がれなくなるほど、ひどく驚く様子。
英語表現
jump out of one’s skin
飛び上がるほどひどく驚くこと。
When the door slammed, I nearly jumped out of my skin.
(ドアがバタンと閉まって、私はびっくり仰天した。)
you could have knocked me down with a feather
羽根一本で倒されそうなほど、驚いてあぜんとした気持ち。
When she told me she was moving to Brazil, you could have knocked me down with a feather.
(彼女からブラジルに引っ越すと聞いて、びっくり仰天した。)
「びっくり仰天」の「びっくり」に当てられた漢字
「びっくり」には、「吃驚」や「喫驚」という漢字を当てて書くこともあります。
そのため「びっくり仰天」は「吃驚仰天」とも書かれます。
「吃驚」は漢語としては「きっきょう」と読み、これも驚くという意味の語です。
二葉亭四迷の小説『浮雲』(1887〜89年)の第六回では、「吃驚」に「びっくり」と読みを振って、次のように書いています。
トお政は此方を振向き、吃驚した様子で暫らく昇の顔を目守めて、
「御結構が有ッたの……ヘエエー……それはマア何してもお芽出度御座いました」
(『浮雲』1887〜89年)

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