意味
「泣訴哀願(きゅうそあいがん)」とは、泣いて窮状を訴え、相手の同情心にすがってひたすら頼むという意味です。
「泣訴哀願する」の形で、動詞としても使います。
- 泣訴(きゅうそ):泣いて苦しみを訴えること。
- 哀願(あいがん):同情心に訴えてひたすら頼むこと。
語源・由来
この言葉は、「泣訴」と「哀願」を重ねて意味を強めた語です。
使い方・例文
- 返済をもう少し待ってほしいと、男は貸し主に泣訴哀願した。
- 捕らえられた家臣は、主君の命だけは助けてほしいと泣訴哀願した。
- いくら泣訴哀願されても、規則を曲げるわけにはいかない。
類義語・関連語
相手の同情に訴えて頼み込む様子を表す語には、次のようなものがあります。
大正の東京市の報告書にある「泣訴哀願」
1924年(大正13年)の『東京市方面委員事業概況』に、次の一文があります。
飢に迫りて泣訴哀願するもの日に益々加はるや
(飢えに追いつめられて泣訴哀願する者が、日ごとにますます増えると)
方面委員は、公の機関に代わって生活に困っている人の救護にあたった人のことで、今の民生委員の前身です。
1918年に大阪府で設けられ、その後ほかの道府県にも広がりました。

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