膨大な資料の点検や、遠い目標に向けた日々の習練。
誠実に向き合いたい場面では、足元を疎かにしない慎重な姿勢が、周囲との信頼を築く礎となります。
そんな確実な歩みを、「一つ一つ」と言います。
- 着実に物事を進める
- 一歩一歩(いっぽいっぽ)
- 千里の道も一歩から(せんりのみちもいっぽから)
- 順風満帆(じゅんぷうまんぱん)
- 着実(ちゃくじつ)
- 細部まで疎かにしない
- 一言一句(いちごんいっく)
- 一挙手一投足(いっきょしゅいっとうそく)
- 念入り(ねんいり)
- 丹念(たんねん)
- 小さな積み重ねを大切にする
- 塵も積もれば山となる(ちりもつもればやまとなる)
- 雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)
- 積土成山(せきどせいざん)
- 粒粒辛苦(りゅうりゅうしんく)
- 困難を乗り越えて続ける
着実に物事を進める
大きな成果や目標に向かって、段階を追って確実に進む様子を表す言葉です。
一歩一歩(いっぽいっぽ)
目的地に向かって足を一歩ずつ運ぶこと。
転じて、物事を焦らず着実に進める様子のたとえです。
- 例文:
成果を焦らず、目の前の課題を一歩一歩クリアする。
千里の道も一歩から(せんりのみちもいっぽから)
どんなに遠い道のりであっても、まずは足元の第一歩から始まるという教え。
大きな目標を成し遂げるには、身近なことを着実に積み重ねるしかないと説いています。
- 例文:
「千里の道も一歩から」と念じ、基礎練習を毎日続ける。
順風満帆(じゅんぷうまんぱん)
追い風を帆いっぱいに受けて、船が軽快に進むこと。
物事が一つ一つ滞りなく、理想的な状況で進展していく様子を表します。
- 例文:
事業は順風満帆に拡大し、海外進出も果たした。
着実(ちゃくじつ)
足場を固めて、間違いなく物事を行うこと。
派手さはないものの、一つ一つを確実に遂行する信頼感を強調する際に使われます。
- 例文:
彼は着実な仕事ぶりで、周囲からの信頼も厚い。
細部まで疎かにしない
「一つ一つ確認する」といった、点検や精度の高さを強調する際に適した言葉です。
一言一句(いちごんいっく)
一つ一つの言葉のこと。
主に、文章や発言を細部まで疎かにしない、あるいは間違いがないよう徹底する姿勢を表します。
- 例文:
契約書の内容に齟齬がないか、一言一句確認する。
一挙手一投足(いっきょしゅいっとうそく)
手を挙げたり足を動かしたりする、一つ一つの細かい動作のこと。
その人のわずかな振る舞いに注目が集まる様子や、細部まで意識を向けることを指します。
- 例文:
一流選手の一挙手一投足を、観客が固唾をのんで見守る。
念入り(ねんいり)
細かな点まで注意を払い、丁寧に物事を行うこと。
一つ一つの工程を疎かにせず、完璧を期す場面で用いられます。
- 例文:
舞台の本番前に、念入りなリハーサルを繰り返す。
丹念(たんねん)
心を込めて、細かいところまで注意を届かせること。
工芸品の制作や調査など、一つ一つに深く向き合う姿勢を表します。
- 例文:
古文書の記述を丹念に読み解き、歴史の謎に迫る。
小さな積み重ねを大切にする
わずかな努力や行動が、やがて大きな価値を生むという教訓を込めた言葉です。
塵も積もれば山となる(ちりもつもればやまとなる)
塵のようにごくわずかなものでも、積もり積もれば山のように大きくなるということ。
小さな努力を軽視せず、積み上げることの大切さを説く際によく用いられます。
- 例文:
一日十分の読書も「塵も積もれば山となる」で、知識の蓄えになる。
雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)
軒下から落ちる小さな雨だれでも、同じ場所に落ち続ければ石に穴を開けることができるという意味。
微力であっても根気よく続けることで、いつか困難を打破できるという教訓です。
- 例文:
「雨垂れ石を穿つ」の精神で、苦手な科目の勉強を続ける。
積土成山(せきどせいざん)
土を積み上げて山を作ること。
わずかな努力の積み重ねが、やがて大きな事業や優れた人格を形成するという意味の四字熟語です。
- 例文:
日々の積土成山の努力が、彼女を偉大な研究者へと育てた。
粒粒辛苦(りゅうりゅうしんく)
穀物の一粒一粒に農家の苦労が宿っていること。
ある目的のために、一つ一つの地道な努力を重ねる辛苦を指します。
- 例文:
長年の粒粒辛苦が実り、ついに新製品が完成した。
困難を乗り越えて続ける
どんなに時間がかかっても、信念を持ってやり抜く強い意志を表す言葉です。
石の上にも三年(いしのうえにもさんねん)
冷たい石の上でも、三年座り続ければ暖かくなるという意味。
辛い時期であっても、粘り強く時間を積み重ねれば必ず成果が出るという教えです。
- 例文:
職人の世界は厳しいが、「石の上にも三年」と自分を鼓舞する。
愚公山を移す(ぐこうやまをうつす)
根気よく努力を続ければ、山を動かすような不可能に思えることでも成し遂げられるというたとえ。
不屈の精神で一つ一つの作業を完遂する尊さを表します。
- 例文:愚公山を移すの気概で、荒れ地の開墾に挑み続ける。
一念通天(いちねんつうてん)
固い決意を持って一心に取り組めば、その思いは天に通じて願いが叶うという意味。
一つ一つの思いを集中させて物事にあたる大切さを強調する言葉です。
- 例文:
一念通天、必死の努力がついに実を結び、優勝を飾った。
駑馬十駕(どばじゅうが)
才能の乏しい馬でも、十日間走り続ければ名馬の一日分に追いつけるということ。
才能の有無を問わず努力し続けることの重要性を説いています。
- 例文:
私は不器用だが、駑馬十駕の心構えで技術を磨く。


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