意味
「呂律が回らない(ろれつがまわらない)」とは、舌が思うように動かず、話す言葉がはっきりしなくなるという意味です。
お酒に酔った人や小さな子どもの話し方についていいます。
「呂律」は、ものを言うときの調子のことです。
語源・由来
この言葉の「呂律」は、「りょりつ」という語の音が変わったものです。
「りょりつ」は、中国や日本の音楽で使われた「呂」と「律」という二つの音の調子を合わせた言葉で、音楽の調子そのものも指しました。
そこから、ものを言うときの調子を「ろれつ」と呼ぶようになり、舌がうまく回らず言葉の調子が整わない様子を「呂律が回らない」と表すようになりました。
使い方・例文
- 忘年会の終わりには、部長はすっかり呂律が回らなくなっていた。
- 二歳の弟はまだ呂律が回らないので、「ありがとう」が「あいがと」になる。
- 父は電話口で呂律が回らず、何を言っているのか聞き取れなかった。
英語表現
slur one’s speech
言葉の音をつなげて、不明瞭に発音すること。
酒に酔った人の話し方にもよく当てはまる表現。
By midnight, my uncle had begun to slur his speech.
(夜中の十二時には、おじは呂律が回らなくなり始めていた)
酔いは足どりにも出る
お酒に酔うと、乱れるのは口だけではありません。
ふらふらと左右に揺れる歩き方は「千鳥足」といい、酔ってよろめきながら歩く様子は四字熟語で「酔歩蹣跚」と表します。
「呂律が回らない」が話し方に表れた酔いをいうのに対し、この二つは足どりに表れた酔いをいう言葉です。

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