意味
「気を張る(きをはる)」とは、気持ちをゆるめず、ぴんと引き締めておくという意味です。
また、心を奮い立たせて物事に向かうという意味でも使います。
語源・由来
この言葉は、「気」(= 心の働き)を「張る」(= たるみなくぴんとさせる)という組み立てで、心が緊張した状態を表します。
使い方・例文
- 初めての一人暮らしで、最初の一か月はずっと気を張っていた。
- 葬儀の間は気を張っていた母が、家に着くなり泣き出した。
- 相手は優勝候補だが、ここで気を張って一点でも多く取ろう。
類義語・関連語
どれも、気持ちを引き締めることを表す言葉です。
- 気張る(きばる):
気力を奮い起こすこと。息をつめて力むことや、見えを張ることにもいう。 - 張り詰める(はりつめる):
心がすっかり緊張すること。 - 襟を正す(えりをただす):
気持ちを引き締めて、まじめな態度で物事に臨むこと。 - 緊褌一番(きんこんいちばん):
大いに気持ちを引き締めて事に当たること。ふんどしを固く締める意から。
英語表現
steel oneself
つらいことに備えて、心を強く持つという意味。
気を張って耐える場面に対応。
She steeled herself for the bad news.
(彼女は悪い知らせを聞く覚悟で気を張った。)
「気張る」は金をはずむ意味にも
一語の動詞「気張る(きばる)」も、気力を奮い起こすという意味では「気を張る」とほぼ同じです。
ただ、「気張る」の使い道はそれだけではありません。
息をつめて体に力を入れる、つまりいきむことや、格好をつけて見えを張ること、気前よくお金を出すことにも使います。
「お年玉を気張る」と言えば、いつもより多めにはずむことです。

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