意味
「送故迎新(そうこげいしん)」とは、前任者を見送り、後任者を迎えるという意味です。
転じて、人を見送ったり迎えたりすることにも使われます。
この四字熟語は、以下の要素で構成されています。
- 送故(そうこ):前任の人を見送ること。
- 迎新(げいしん):新しく来る後任の人を迎えること。
語源・由来
「送故迎新」は、中国の歴史書『漢書』の王嘉伝に見える言葉です。
前漢の王嘉が哀帝に奉った上奏文の中で、役人が数か月で職を退くほど交代が続き、前任者を送る人と後任者を迎える人が道で行き交っている、と頻繁な入れ替えを批判した一節に出てきます。
もとは役人の交代で、前任の官吏を見送り、新任の官吏を迎えることを言いました。
「故」は前任の官吏を、「新」は新任の官吏を指しています。
使い方・例文
「送故迎新」は、人事異動や卒業・入学など、去る人を見送り、新しく来る人を迎える場面で用いられます。
例文
- 卒業式と入学準備が重なり、校内は送故迎新の慌ただしさです。
- 部長の送別会と新部長の歓迎会を同じ日に開き、送故迎新の一日となりました。
- 送故迎新の人事異動を経て、チームに新しい風が吹き込みました。
送故迎新の「故」は、古い物でなく前任の人
「送故迎新」では、古いという意味に「古」ではなく「故(こ)」という字を使います。
「故」には、単に時間が経過した「古さ」だけでなく、「以前の」という意味があります。
もともと役人の交代を指した言葉で、「故」は前任の官吏を指します。
「故」は「故郷」「故人」のように、以前からのつながりを示す使い方をされる字です。









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