意味
「寝る子は育つ(ねるこはそだつ)」は、よく眠る子どもは丈夫に育つという意味です。
よく眠っていた大人に向かって、からかい半分に使うこともあります。
言葉の成り立ち
「寝る子は育つ」は、古くから日本人の暮らしの中で語り継がれてきた言葉です。
厚生労働省の健康情報サイト「e-ヘルスネット」によると、寝入ってすぐのノンレム睡眠の間は、成長ホルモンの分泌が際立って多くなります。
使い方・例文
「寝る子は育つ」は、子供がたっぷり昼寝をした時や、夜更かしをせずに早く寝る習慣を肯定する際によく使われます。
例文
- 赤ちゃんがやっと寝ついた。寝る子は育つと言うし、今のうちに休ませよう。
- 息子は夏休み中よく寝ているが、寝る子は育つと思って見守っている。
- 彼は毎日10時間眠るせいか、背がとても高い。まさに寝る子は育つだ。
誤用・注意点
「寝る子は育つ」を使う際には、以下の点に注意が必要です。
- 怠慢の肯定ではない:
やるべきことを放り出して昼過ぎまで寝ているような怠惰な様子を、この言葉で無理に正当化するのは本来の趣旨とは異なります。 - 目上の人への使用:
基本的には子供や年下に対して使う言葉です。本人に向かって「よくお休みになられて、寝る子は育つですね」と言うのは大変失礼にあたります。
類義語・関連語
「寝る子は育つ」と似た意味を持つ言葉には、以下のようなものがあります。
- 寝る子は肥える(ねるこはこえる):
よく寝る子は健康に育ち、体格も良くなるという意味。 - 寝る間が極楽(ねるまがごくらく):
寝ている間は何の悩みも苦しみもなく、一番幸せな時間であるということ。
対義語
「寝る子は育つ」とは対照的な意味を持つ言葉には、以下のようなものがあります。
- 寝る間を惜しむ(ねるまをおしむ):
寝る時間さえもったいないと感じるほど、物事に熱中したり励んだりすること。
幕末までのことわざ集に見えない
「寝る子は育つ」は、幕末以前に編まれたことわざ集には収録されていません。
古くから民間で言い習わされてきたものとみられ、明治以降、各地で記録されています。
「寝る子は育つ親助け」「寝る子は息災」といった類似の言い方も各地に伝わっています。











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