あなたの周りに「あの人はいつも真面目にコツコツと仕事をしている」「誠実で信頼できる」と感じる人はいませんか?
「勤勉実直」は、まさにそのような人物を評価する際に使われる、非常にポジティブな四字熟語です。
この言葉が持つ具体的な意味や、どのような場面で使われるのか、類義語や対義語とあわせて分かりやすく解説します。
「勤勉実直」の意味・教訓
「勤勉実直」とは、「仕事や物事に一生懸命励み(勤勉)、真面目で正直である(実直)こと」を意味します。
単に「真面目」というだけでなく、日々の努力を怠らない「勤勉さ」と、嘘やごまかしのない「誠実さ」の両方を兼ね備えた、非常に信頼できる人柄を表す言葉です。
この四字熟語は、以下の二つの言葉が組み合わさってできています。
- 勤勉(きんべん):仕事や勉強などに、一生懸命に励むこと。怠けないこと。
- 実直(じっちょく):真面目で、正直であること。誠実であること。
これらが合わさり、人としてあるべき理想的な姿の一つを示しています。
「勤勉実直」の使い方と例文
「勤勉実直」は、主に人の性格や仕事への取り組み方を、高く評価し、称賛する文脈で使われます。
派手さや要領の良さとは対極にある、地道な努力と誠実な態度を指すため、就職活動の自己PRや、他者を推薦する際の言葉としてもよく用いられます。
例文
- 「彼は勤勉実直な人柄で、上司からも同僚からも厚い信頼を寄せられている。」
- 「勤勉実直に努力を重ねてきたことが、今回の成功につながった。」
- 「私の長所は、何事にも勤勉実直に取り組むところです。」
類義語・関連語
「勤勉実直」と似た、真面目さや誠実さを表す言葉を紹介します。
- 誠心誠意(せいしんせいい):
うそ偽りのない真心のこもった心(誠心)と、真面目な気持ち(誠意)。物事に取り組む姿勢の誠実さを強調します。 - 質実剛健(しつじつごうけん):
飾り気がなく真面目(質実)で、心身ともに強くたくましい(剛健)こと。「勤勉実直」の「実直」さに、「強さ」が加わったイメージです。 - 真面目(まじめ):
本気であること、真心がこもっていること、誠実であること。「勤勉実直」の「実直」と非常に近い意味です。
対義語
「勤勉実直」とは対照的に、怠けていたり、不真面目であったりする状態を表す言葉です。
- 遊手好閑(ゆうしゅこうかん):
定職にも就かず、仕事をしないで遊び暮らすこと。「勤勉」と対照的。 - 無為徒食(むいとしょく):
何も仕事をせず、ただ食べて遊び暮らすこと。「勤勉」と対照的。 - 軽薄浮薄(けいはくふはく):
軽はずみで、行動や考えがしっかりしていないこと。「実直」と対照的。 - 自堕落(じだらく):
生活がだらしなく、品行が悪いこと。「勤勉実直」の規律正しさと対照的。 - 怠惰(たいだ):
怠けること。なまけ癖。「勤勉」の正反対の状態。 - 怠慢(たいまん):
すべきことを怠けること。「勤勉」と対照的。 - 不真面目(ふまじめ):
真面目でないこと。誠実さに欠けること。「実直」の正反対の状態。 - 不誠実(ふせいじつ):
誠実さに欠けること。「実直」の正反対の状態。 - 狡猾(こうかつ):
ずる賢いこと。「実直」の正直さと対照的。
英語での類似表現
「勤勉実直」のニュアンスに近い英語表現を紹介します。
Diligent and honest
- 意味:「勤勉で、正直である」
- 解説:「勤勉実直」の二つの要素(勤勉=Diligent、実直=honest)をそのまま組み合わせた、最も直接的な表現です。
- 例文:
He is known as a diligent and honest worker.
(彼は勤勉実直な働き手として知られている。)
Hard-working and sincere
- 意味:「熱心に働き、誠実である」
- 解説:”Hard-working”(熱心に働く)が「勤勉」を、”sincere”(誠実な、偽りのない)が「実直」のニュアンスをよく表します。
- 例文:
We are looking for someone who is hard-working and sincere.
(私たちは勤勉実直な(熱心に働き誠実な)人材を探しています。)
まとめ – 「勤勉実直」という強み
「勤勉実直」は、コツコツと努力を続ける「勤勉さ」と、嘘のない「誠実さ」を併せ持つ、素晴らしい人柄を表す言葉です。
すぐに結果が出ない時代であっても、この「勤勉実直」な姿勢は、周囲からの信頼を築き、最終的には大きな成果へとつながる確かな強みと言えるでしょう。


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