勤勉実直

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四字熟語 その他
勤勉実直
(きんべんじっちょく)

9文字の言葉き・ぎ」から始まる言葉
意味・使い方

自分の仕事にコツコツと向き合い、決して嘘やごまかしをしない誠実な態度。
このような人物や様子を表すのが、「勤勉実直」(きんべんじっちょく)です。

意味

勤勉実直とは、仕事や物事に一生懸命励み、真面目で正直であるという意味です。

ルールを守るだけでなく、誰も見ていないところでも地道な努力を怠らない「確かな信頼感」を伴うポジティブな響きを持っています。

  • 勤勉(きんべん):一生懸命に励むこと
  • 実直(じっちょく):真面目で正直なこと

使い方・例文

  • 彼は勤勉実直な働きぶりで周囲の信頼を集めている。
  • 勤勉実直に生きてきた父を私は心から尊敬している。
  • 採用面接で自分の勤勉実直な性格を伝える。

類義語・関連語

「勤勉実直」の類義語には、以下のような言葉が挙げられます。

  • 誠心誠意(せいしんせいい):
    うそ偽りのない真面目な気持ち。
  • 質実剛健(しつじつごうけん):
    飾り気がなく真面目で、心身ともにたくましいこと。
  • 謹厳実直(きんげんじっちょく):
    非常に真面目で、一切のふざけたところがないこと。

「勤勉実直」と「謹厳実直」の違い

この二つはどちらも「真面目で正直」という共通点がありますが、「謹厳」には「近寄りがたいほどの厳格さ」が含まれる点が異なります。

語句対象のニュアンス印象
勤勉実直
(きんべんじっちょく)
コツコツと働き、嘘がない真面目で親しみやすく、
信頼できる
謹厳実直
(きんげんじっちょく)
冗談が通じないほど厳格であるお堅く、隙がない

対義語

「勤勉実直」の対義語には、以下のような言葉が挙げられます。

  • 遊手好閑(ゆうしゅこうかん):
    定職にも就かず、遊び暮らすこと。
  • 無為徒食(むいとしょく):
    何も仕事をせず、ただ食べて遊び暮らすこと。
  • 軽薄浮薄(けいはくふはく):
    軽はずみで、行動や考えがしっかりしていないこと。

英語表現

Hardworking and straightforward

意味:勤勉で、実直であること。

  • 例文:
    She has built her reputation on being hardworking and straightforward.
    彼女は勤勉実直な姿勢で信頼を積み上げてきました。

Diligent and upright

意味:熱心に働き、誠実で正直であること。

  • 例文:
    The company values employees who are diligent and upright in all their dealings.
    会社は、仕事ぶりが勤勉実直な社員を高く評価しています。

二宮金次郎の銅像は「勤勉」の半分しか伝えていない

「勤勉実直」を絵に描いたような歴史上の人物といえば、小学校の校庭でおなじみの二宮金次郎(二宮尊徳)です。

薪を背負いながら本を読むあの姿から、「どんな時でも勉強を怠らない人」というイメージが定着しています。しかし銅像が伝えているのは、金次郎の姿の半分に過ぎません。

5歳のときに川の氾濫で田畑を失い、14歳で父、16歳で母を亡くした金次郎は、伯父の家に身を寄せながら農作業をこなし、わずかな空き時間も無駄にせず山へ入って薪を切り、城下町で売り続けました。
油代を惜しむ伯父に叱られれば、荒れ地に菜種を育てて油屋と交換し、自ら明かりを確保して夜の読書を続けました。学問すら、与えられた環境の中で自力で用意したのです。

その後、小田原藩家老である服部家から財政の立て直しを任されると、金次郎は5年計画で1000両もの借金を全額返し終えます。
さらに300両の利益まで渡しつつ、自分自身は一銭の報酬も受け取りませんでした。
こうした「言葉ではなく行動で示す誠実さ」の積み重ねが周囲の信頼を集め、やがて600余りの武家・藩・農村を立て直す一大事業(報徳仕法)へとつながっていきます。

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