慣用句
人心地つく
(ひとごこちつく)緊張から解き放たれて安心し、ふだんの落ち着いた気分を取り戻すこと。
ことば
意味
「人心地つく(ひとごこちつく)」とは、張りつめていた気持ちがゆるんで、ほっとするという意味です。
緊張から抜け出し、落ち着いたいつもの気分が戻ってきたときの安心を表します。
語源・由来
この言葉の「人心地」は、気持ちが混乱したり困ったりしている状態に対して、人としてふだん持っている意識を指す名詞です。
これに「つく」が続いて、その平常の感覚が戻るという意味になります。
「ひとごこち」の「ひと」は「人」で、「一心地つく」と書くのは誤りです。
使い方・例文
- 大雪で三時間遅れた電車をやっと降り、駅前の喫茶店で温かいコーヒーを飲んで人心地ついた。
- 「面接が終わって、やっと人心地ついたよ」と兄は上着を脱いだ。
類義語・関連語
- 胸を撫で下ろす(むねをなでおろす):
心配事が解決して、ほっと安心すること。心配の種が片づいたことに重きがある。
- 肩の荷が下りる(かたのにがおりる):
責任や負担から解放されて楽になること。
- 息をつく(いきをつく):
苦しさや緊張から解き放たれて、ほっとすること。ひと休みする意味でも使う。
- 安堵(あんど):
安心してほっとすること。
- 生きた心地がしない(いきたここちがしない):
恐ろしさや不安のあまり、生きているという気がしないこと。「人心地」にも「生きた心地」の意味がある。
出典:ことわざディクショナリ『人心地つく』
https://kotowaza-dic.com/a/119631
コメント