ことわざ

悠々として急げ

(ゆうゆうとしていそげ)

ゆったりと落ち着いた心を保ちつつ、なすべきことは注意を払いながら素早く進めよという教え。


10文字の言葉 / 「ゆ」から始まる言葉
悠々として急げ ことば
スポンサーリンク

意味

「悠々として急げ(ゆうゆうとしていそげ)」とは、心は落ち着けたまま、するべきことは手早く片づけよという意味です。
急ぐ必要があるときほど、慌てて余計なつまずきを招き、かえって遅れることのないよう、十分に気を配りながら手際よく取り組め、という教えです。
「悠々」(= ゆったりと落ち着いているさま)と「急げ」という反対向きの語をわざと組み合わせ、聞く人の注意を引いて考えさせる言い回しになっています。

語源・由来

この言葉は、西洋の格言「ゆっくり急げ」(ラテン語で Festina lente)と同じ考えを表しています。
古代ローマの初代皇帝アウグストゥスは、この格言をよく口にしたと伝えられます。
日本では、作家の開高健かいこうたけしが愛した言葉として広く知られ、自身の対談集の題名にも使われています。

使い方・例文

  • 「悠々として急げだよ」と先輩は言い、慌てる新人に手順を一つずつ確かめさせた。
  • 受験まで半年、悠々として急げを胸に、焦らず一日も休まず課題を進めている。

類義語・関連語

  • 急がば回れ(いそがばまわれ):
    急ぐときほど、安全で確実な方法を選ぶべきだという教え。「悠々として急げ」が手早く進めることも求めるのに対し、確実な方法を選ぶことに重きを置く言葉。
  • 急いては事を仕損じる(せいてはことをしそんじる):
    焦って急ぐと落ち着きを失い、かえってしくじるという戒め。焦りが招く失敗を戒めるだけで、手早く進めよとまでは言わない。
スポンサーリンク

コメント

URLをコピーしました