四字熟語

元気溌剌

(げんきはつらつ)

心身の活力がみなぎり、生き生きと活動する様子。

異形:元気潑剌

7文字の言葉け・げ」から始まる言葉
元気溌剌 ことば
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意味

「元気溌剌」とは、体にも心にもエネルギーが満ちあふれ、はつらつと動き回っている状態という意味です。
ただ健康であるだけでなく、周囲の空気まで明るくするような、前向きで弾けるようなエネルギーを持っている時に使われます。

  • 元気(げんき):心身の活動力
  • 溌剌(はつらつ):魚が水面を勢いよく跳ねる様子

語源・由来

「溌剌」は、古くから中国で用いられていた漢語に由来します。
もともとは水の中で魚がピチピチと勢いよく跳ね回る様子を描写する言葉でした。

時代が下るにつれ、魚の力強い躍動感が人間の持つエネルギーに重ね合わせられるようになります。
そこから転じて、人が生命力に溢れて活動する姿を指す言葉へと変化していきました。

使い方・例文

「元気溌剌」は、人の様子や態度を称賛する際、以下のような場面などで使われます。

  • グラウンドを駆け回る子供たちは、皆元気溌剌としていた。
  • 新入社員の元気溌剌とした挨拶に、職場全体が活気づいた。
  • 御年80歳を迎えた彼だが、今なお元気溌剌と活動している。

テレビCMでの印象的なキャッチコピー

『オロナミンC』(大塚製薬)

栄養ドリンクのキャッチコピーとして長年使用され、この言葉のエネルギッシュなイメージを日本中に定着させました。

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類義語・関連語

「元気溌剌」の類義語には、以下のような言葉が挙げられます。

  • 明朗快活(めいろうかいかつ):
    性格が明るく元気な様子。
  • 意気軒昂(いきけんこう):
    やる気が盛んで、意気込みが素晴らしい様子。

「元気溌剌」と「明朗快活」の違い

どちらもポジティブな状態を表しますが、焦点の当たり方が異なります。
「元気溌剌」が外に向かって弾けるような体の活力を強調するのに対し、「明朗快活」は内面からにじみ出る性格の明るさを表します。

語句ニュアンスの焦点主な使われ方
元気溌剌
(げんきはつらつ)
外に現れる身体的な活力動きや活動的な様子を褒める時
明朗快活
(めいろうかいかつ)
内面の明るさや性格嘘偽りのない清々しい性格を表す時

対義語

「元気溌剌」の対義語には、以下のような言葉が挙げられます。

  • 意気消沈(いきしょうちん):
    元気をなくし、しょげかえっている様子。
  • 青息吐息(あおいきといき):
    非常に苦しい時や困った時に吐く、弱々しい息から転じた苦難の状態。

英語表現

Bright-eyed and bushy-tailed

直訳:目が輝き、しっぽがふさふさしている
意味:元気いっぱいで、意欲にあふれた様子

The children arrived bright-eyed and bushy-tailed for their first day of school.
(子供たちは元気溌剌に、初日の登校を迎えた。)

Full of vim and vigor

意味:活力と熱意に満ちあふれた様子

Even at 80, he remains full of vim and vigor.
(80歳を迎えた今も、彼は元気溌剌としている。)

「溌剌」は本来、魚が跳ねる音だった

「元気溌剌」の「溌剌」は、もともと人間の様子を表す言葉ではありませんでした。
「溌」は水がはねる様子を、「剌」は勢いよく切れるような鋭さを表す字で、二つ合わせて魚が水面で勢いよく跳びはねる様子を描いた言葉です。

国語辞典類によれば、この語の初出は12世紀頃にまでさかのぼるとされ、当初は魚の生きの良さを形容する言葉として使われていました。

その後、魚が跳ねる際の躍動感が人間の元気さや若々しさのたとえとして転用されるようになり、現在のように人が生き生きと活動する様子を指す言葉として定着しました。
「元気」という似た意味の語を重ねた「元気溌剌」は、この躍動感をさらに強調した言い方です。

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