四字熟語

勇気凛々

(ゆうきりんりん)

気力にあふれて精神が引き締まり、意気盛んに立ち向かう様子。

異形:勇気凜凜/勇気凛凛/勇気りんりん

7文字の言葉 / 「ゆ」から始まる言葉
勇気凛々 ことば
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意味

「勇気凛々(ゆうきりんりん)」は、失敗や危険を恐れず、勇ましい気力にあふれて物事に立ち向かおうとする様子を表す四字熟語です。

  • 勇気(ゆうき):恐れずに立ち向かう心。
  • 凛々(りんりん):きりっと引き締まって勇ましい様子。

語源・由来

「凛」の字は「にすい(冫)」を部首に持ち、もとは身を切るような厳しい寒さを表す語です。
そこから転じて、きりっと引き締まった緊張感のある状態を指すようになりました。
「凛々しい」「凛とした」といった派生表現にも、この引き締まった様子という意味が受け継がれています。

「勇気」と組み合わせることで、内なる気力が外見や態度にまで表れている状態を示す四字熟語として定着しました。

使い方・例文

  • 彼は勇気凛々たる態度で難局に立ち向かった。
  • 若い選手たちが王者を相手に勇気凛々と戦う姿に感動した。

類義語・関連語

「勇気凛々」の類義語には、以下のような言葉が挙げられます。

  • 勇猛果敢(ゆうもうかかん):
    勇ましく、大胆で決断力があること。
  • 意気軒昂(いきけんこう):
    意気込みが盛んで、元気いっぱいな様子。
  • 威風堂々(いふうどうどう):
    威厳や気迫が満ちあふれ、立派であるさま。
  • 剛毅果断(ごうきかだん):
    意志が強く、思い切って物事を行うこと。

「勇気凛々」と類義語の違い

これらの言葉はどれも勇ましい様子を表しますが、それぞれ「向かっている方向」や「見え方」に明確な違いがあります。

語句重視するポイント見た目の印象
勇気凛々
(ゆうきりんりん)
内なる気力の高まりきりっとして頼もしい
勇猛果敢
(ゆうもうかかん)
思い切った行動力勢いよく挑んでいく
威風堂々
(いふうどうどう)
揺るがない存在感立派で近寄りがたい
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対義語

「勇気凛々」の対義語には、以下のような言葉が挙げられます。

  • 意気消沈(いきしょうちん):
    元気がなくなり、しょげかえること。
  • 小心翼々(しょうしんよくよく):
    気が小さく、ビクビクしているさま。

英語表現

intrepid

意味:恐れを知らず勇ましい様子

He is an intrepid explorer.
(彼は勇気凛々たる探検家です。)

「勇気」と「凛々」は浄瑠璃『伽羅先代萩』のせりふで結びつく

「勇気」と「りんりん」を結びつけた古い例が、1785年(天明5年)に初演された人形浄瑠璃『伽羅先代萩めいぼくせんだいはぎ』にあります。
裁きの場で、鎌倉の武将畠山重忠はたけやましげただが、権力をかさに着てへつらう者をひいきする役人こそ大罪人で、誰であろうと首を討ってさらすべきだと言い切ります。
同じ席にいた梶原かじわらは、「其勇気、凛々たるに肝ひしがれ」(その勇気がりんりんとしているのに肝をつぶされ。字は明治の刊本による)、「成程成程、左様左様」と調子を合わせてごまかします。

このせりふでは、「勇気が凛々としている」という文の形で二つの語がつながっています。
明治に入ると、1879年(明治12年)に出た西南戦争の記録『鹿児島征討実記かごしませいとうじっき』が、熊本城へ攻め寄せる兵の列を「勇気凛々進み来る」と書くなど、今と同じ四字続きの形も見られます。

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