意味
「赤恥をかく(あかはじをかく)」とは、人前でごまかしようのない、ひどい恥をかくという意味です。
「赤っ恥をかく(あかっぱじをかく)」とも言います。
語源・由来
「赤恥をかく」の「赤」は、色彩以外に「明白であること」や「極まっていること」を強調する接頭辞として機能しています。
「真っ赤な嘘(明白な嘘)」や「赤の他人(全くの他人)」と同じ用法であり、隠しようのない決定的な恥であることを示しています。
江戸時代の文献にも「赤恥」の語は見られます。
使い方・例文
大勢の前で、言い逃れのできない失敗をしたときに使います。
- 結婚式のスピーチで新郎の名前を言い間違え、満座の前で赤恥をかいた。
- 知ったかぶりで解説していたら、聞き手の中にその分野の専門家がいて赤恥をかいた。
- 漢字の読みを間違えたまま会議で発表を続け、最後に指摘されて赤恥をかく。
類義語・関連語
「赤恥をかく」と似た意味を持つ言葉には、以下のようなものがあります。
- 恥をかく(はじをかく):
面目を失い、恥ずかしい思いをすること。 - 面目を失う(めんぼくをうしなう):
世間に対する顔が立たなくなること。 - 汗顔の至り(かんがんのいたり):
顔から汗が出るほど、ひどく恥じ入ること。 - 穴があったら入りたい(あながあったらはいりたい):
あまりの恥ずかしさに、身を隠したくなること。
対義語
「赤恥をかく」とは対照的な意味を持つ言葉は以下の通りです。
- 面目を施す(めんぼくをほどこす):
立派な行いをして名誉を保ち、周囲からの評価を高めること。 - 鼻が高い(はながたかい):
得意げで、誇らしい気持ちであること。
英語表現
「赤恥をかく」を英語で表現する場合、以下のようなフレーズが使われます。
make a fool of oneself
「恥をさらす」「馬鹿を見る」
自らの愚かな振る舞いによって、周囲に恥ずかしい姿を見せてしまう状況です。
I made a fool of myself at the party yesterday.
(昨日のパーティーで赤恥をかいてしまった。)
lose face
「面目を失う」
他人の前でプライドや社会的信頼を失うことを意味する、やや重い表現です。
He lost face when his error was pointed out.
(間違いを指摘され、彼は赤恥をかいた。)
赤恥を「かく」は、汗をかくと同じ「掻く」
「赤恥をかく」の「かく」は、漢字を当てれば「書く」ではなく「掻く」です。
「汗をかく」「いびきをかく」「べそをかく」の「かく」と同じ言葉です。
掻くには、爪でこするという意味のほかに、あまり好ましくないものを表に出すという意味があります。
汗もいびきもべそも、出そうとして出すものではありません。
恥も同じ仲間で、隠しておきたいのに人前に出てしまうものです。











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