目の上のたんこぶ

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慣用句
目の上のたんこぶ
(めのうえのたんこぶ)
異形:目の上の瘤

9文字の言葉」から始まる言葉

自分より優秀な先輩や口うるさい権力者は、時に憧れや尊敬を通り越して、ただただ鬱陶しい存在に感じられることがあります。そんな、排除したくてもできない厄介な存在を例えたのが、
目の上のたんこぶ」(めのうえのたんこぶ)です。

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意味

「目の上のたんこぶ」とは、自分より地位や実力が上で、何かと邪魔になる人のたとえです。

単に嫌いな人や邪魔な相手ではなく、「自分では直接排除できない上位の人物」に対して使われるのが特徴です。

語源・由来

目の上の近いところにできた瘤(こぶ)は、常に視界に入ってうっとうしく、気になって仕方がありません。
その物理的な不快感と煩わしさを、自分より立場が上で邪魔な人物に例えた言葉です。

使い方・例文

「目の上のたんこぶ」は、自分より上位で排除できない目障りな人物に対して使われます。

  • 口うるさい姑は、彼女にとって目の上のたんこぶだった。
  • 万年2位の彼にとって、常にトップを走る先輩は目の上のたんこぶだ。

類義語・関連語

「目の上のたんこぶ」と似た意味を持つ言葉には以下のようなものがあります。

  • 目の上の瘤(めのうえのこぶ):
    「目の上のたんこぶ」と全く同じ意味の言葉。
  • 煙たい(けむたい):
    その人がいると窮屈で、そばに近づきたくないこと。
  • 目の敵(めのカタキ):
    憎んで、ことあるごとに敵視すること。

英語表現

a thorn in one’s side

直訳:脇腹の刺(とげ)
意味:常に悩ませるもの、目障りな人。

  • 例文:
    He is a thorn in my side.
    彼は私にとって目の上のたんこぶだ。

a pain in the neck

直訳:首の痛み
意味:面倒で厄介な人。

  • 例文:
    My boss is a pain in the neck.
    私の上司は目の上のたんこぶだ。

「目の上」と「目上」 … 二重の意味が生む妙味

この言葉の面白さは、「目の上にできた瘤」という身体的な位置と、「目上の人物」という社会的地位の、二つの「めのうえ」が重なっている点にあります。

足や腕ではなく、よりによって「目の上」という位置が使われることで、単なる「邪魔もの」という意味を超えて、自分より格上の人間への嫉妬と無力感が自然に滲み出てくる。
言葉の造りとして、これほど機能的なものは珍しいといえます。

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