四字熟語

春風満面

(しゅんぷうまんめん)

心地よい春風を受けたように、喜びが顔全体にあふれている様子。


9文字の言葉 / 「し・じ」から始まる言葉
春風満面 ことば
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意味

「春風満面(しゅんぷうまんめん)」とは、穏やかな春風に包まれたときのように、うれしさや和やかさが顔じゅうに満ちているという意味です。

  • 春風(しゅんぷう):春に吹く穏やかな風。人の心を和ませるものの例え。
  • 満面(まんめん):顔全体。

語源・由来

「春風」という心を和ませる自然現象と、「満面」という状態を組み合わせた言葉です。
心地よい春の風が顔全体を包み込む情景から、喜びや穏やかな感情が表情全体にあふれ出ている様子を比喩的に表現しています。

中国の小説『児女英雄伝じじょえいゆうでん』第十三回では、勅使が河川総督の役所を訪ねる場面にこの語が出てきます。
総督が慌てて出迎えると、勅使は次のような様子でした。

仍是春風滿面,說:「才望了望敝老師,來遲了一步。」
(相変わらず春風満面で、「ちょっと恩師の様子を見てきたもので、遅くなりました」と言った。)

同じ回には、語順を入れ替えた「滿面春風」の形も出てきます。

使い方・例文

「春風満面」は、喜ばしい出来事があったり、心から満足している場面で使われます。

  • 第一志望の大学に合格し、春風満面の笑みで報告に来た。
  • 娘からの手紙を読んだ母は、春風満面で目を細めていた。
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類義語・関連語

「春風満面」と似た意味を持つ言葉には以下のようなものがあります。

  • 喜色満面(きしょくまんめん):
    喜びが顔いっぱいにあふれる様子。
    「春風満面」と同じ意味で使われる。
  • 得意満面(とくいまんめん):
    誇らしさが顔全体に表れる様子。
    喜びよりも、自信や誇りに満ちた「得意げな感情」に焦点が当たる。
  • 和顔愛語(わげんあいご):
    和やかな笑顔と思いやりある言葉遣い。
    自分自身の喜びではなく、相手を思いやる穏やかな態度を指す。

対義語

「春風満面」と反対の意味を持つ言葉には以下のようなものがあります。

  • 意気消沈(いきしょうちん):
    元気をなくし、すっかりしょげかえっている様子。

英語表現

be all smiles

意味:満面の笑みである、非常に嬉しそうである

She was all smiles when she heard the news.
(彼女はその知らせを聞いて満面の笑みだった。)

beam with joy

意味:喜びで顔を輝かせる

He was beaming with joy.
(彼は喜びで顔を輝かせていた。)

笑顔を表す言葉に「春」が多い理由

「春風満面」をはじめ、「春風駘蕩(しゅんぷうたいとう)」や「我が世の春」など、喜ばしい状態や穏やかな様子を表す言葉には「春」がよく使われます。

厳しい冬の寒さを耐え抜き、草木が芽吹き動物が活動を始める春は、古来より生命力と解放感の象徴でした。
現代でも「春が来る(良い時期が訪れる)」と表現するように、春の気候がもたらす身体的な心地よさが、そのまま精神的な喜びや安心感と結びついて言葉に定着しています。

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