意味
「旭日昇天(きょくじつしょうてん)」は、朝日が空高くへと昇っていくように、物事の勢いが並外れて盛んな様子を表す四字熟語です。
- 旭日(きょくじつ):昇ったばかりの勢いのある朝日。
- 昇天(しょうてん):空高くのぼること。
語源・由来
「旭日昇天」は、朝日が天にのぼることを言った語で、そこから転じて、勢いが盛んなことを表すようになりました。
同じ意味で「旭日東天」とも言います。
読み方に関する注意点
「旭日昇天」は、ふつうは「きょくじつしょうてん」と読みます。
「旭」には訓読みの「あさひ」と音読みの「キョク」がありますが、この四字熟語では「旭日」を音読みで「きょくじつ」と読みます。
使い方・例文
「旭日昇天」は、人やチーム、会社などの勢いがとても盛んで、誰も追いつけないほどの様子を、ほめる意味で言うときに使います。
日常の会話ではやや硬い言葉ですが、ここぞというときにほめたり、目立った変化を強調したりする場面に向いています。
例文
- 弱小チームだった彼らが、今大会ではまさに旭日昇天の勢いで勝ち進んでいる。
- 新しく発売されたその商品は、旭日昇天の勢いで市場のシェアを塗り替えた。
- 「君の最近の活躍は、まさに旭日昇天だね」と、恩師から褒められた。
誤用・注意点
「旭日昇天」は、あくまで「良い方向への勢い」に対して使う言葉です。
悪いことが連続して起きる様子や、怒りが激しく沸騰する様子を「旭日昇天の勢いで怒っている」などと表現するのは誤用です。
また、「昇天」は今の日常の言葉では「死ぬ」の意味で使われることがあります。
しかし、この四字熟語の「昇天」は「空高く昇る」という本来の意味なので、不謹慎な意味はありません。
ただし、お悔やみの場などでは、勢いを強調する言葉を使うこと自体がふさわしくないことがあるので、場面を考えて使います。
類義語・関連語
「旭日昇天」と似た意味を持つ、勢いの強さを表す言葉を紹介します。
- 破竹の勢い(はちくのいきおい):
竹を割るときのように、猛烈な勢いで突き進み、誰にも止められない様子。 - 飛ぶ鳥を落とす勢い(とぶとりをおとすいきおい):
権勢が非常に強く、空を飛んでいる鳥さえ圧倒されて落ちてくるほどの勢い。 - 旭日東天(きょくじつとうてん):
朝日が東の空に昇ること。勢いが盛んなことの例えとして用いられる。 - 昇竜の勢い(しょうりゅうのいきおい):
龍が天に昇っていくような、目覚ましく力強い発展の様子。
対義語
「旭日昇天」とは対照的に、勢いが衰えていく様子を指す言葉には以下のようなものがあります。
- 斜陽(しゃよう):
西に傾いた太陽。かつての勢いを失い、衰退の途にあること。 - 落日(らくじつ):
沈もうとする太陽。転じて、勢いの盛んだったものが次第に衰えることのたとえ。
英語表現
「旭日昇天」を英語で表現する場合、次のような表現が使われます。
Carrying everything before one
直訳は「目の前のものをすべてなぎ倒す、圧倒的な勢いで」で、障害をものともせず向かうところ敵なしの状態で成功を収めることを表す表現。
He is carrying everything before him in the tournament.
(彼は大会において、旭日昇天の勢いで勝ち進んでいる。)
「旭日昇天」の「旭日」は、勲章の名にもある
「旭日」は朝日のことです。
「旭」の字は、音を表す「九」と意味を表す「日」を組み合わせたもので、昇る朝日を指します。
「旭日」を含む語には、この四字熟語のほかに、勲章の名称である「旭日章」があります。













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