意味
「一進一退(いっしんいったい)」は、物事が進んだり後戻りしたりすることを指します。
また、病状や情勢がよくなったり悪くなったりすることにも使います。
- 一進:ひとつ前に進むこと。
- 一退:ひとつ後ろへ退くこと。
語源・由来
「一」は「ひとつ」、「進」は「前に進むこと」、「退」は「後ろへ退くこと」を意味します。
「一歩進み、一歩退く」という漢字の持つ意味をそのまま組み合わせた四字熟語です。
状況が少し良くなったかと思えば再び悪化する様子を、物理的な前進と後退の動作に例えて端的に表しています。
使い方・例文
一進一退は、攻防の激しい試合や、病状が安定しない場面で使われます。
- 試合は序盤から一進一退の攻防が続いた。
- 合意には至らず一進一退の状況だ。
- 円相場は一進一退の値動きとなっている。
類義語
「一進一退」と似た意味を持つ言葉には、以下のようなものがあります。
- 追いつ追われつ(おいつおわれつ):
追いかけたり追いかけられたりして、互いに競り合うさま。 - 拮抗(きっこう):
互いの力がほぼ同じで、優劣がつけにくい状態。 - 一得一失(いっとくいっしつ):
一方で利益があると同時に、他方では損失を伴うこと。
対義語
「一進一退」と反対の意味を持つ言葉には、以下のようなものがあります。
- 日進月歩(にっしんげっぽ):
日に日に、また月ごとに、絶え間なく進歩すること。 - 順風満帆(じゅんぷうまんぱん):
物事が非常に順調に進むこと。 - 破竹の勢い(はちくのいきおい):
止めることのできない激しい勢いで進むこと。
英語表現
back and forth
意味:行ったり来たり、進んだり戻ったりする様子。
The negotiations went back and forth for hours.
(交渉は何時間も一進一退を繰り返した。)
seesaw
意味:シーソーのように状況が有利になったり不利になったりすること。
It was a seesaw game until the end.
(最後まで一進一退の試合だった。)
相場の「一進一退」は、上げ下げを繰り返す値動き
「一進一退」は、株式や為替といった金融市場の動きを表す際によく使われる表現です。
この場合、単に停滞しているのではなく、一定の範囲内で上昇と下落を繰り返し、方向感が定まっていない状態を指します。
売り手と買い手の力が釣り合い、どちらにも大きく傾かない局面を示す言葉として用いられ、相場が次の動きを探っている段階を表現するのに適しています。










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