三字熟語

金字塔

(きんじとう)

後世に長く残るような、不滅の偉大な業績。


5文字の言葉 / 「き・ぎ」から始まる言葉
金字塔 ことば
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意味

「金字塔(きんじとう)」とは、ピラミッドの訳語であり、転じて後世に永く残るような不滅の偉大な業績を指します。

比喩的に使われる言葉であり、単なる成功ではなく、その分野の歴史に深く刻まれるような圧倒的な成果に対して用いられます。

「金字塔」という言葉の構成は以下の通りです。

  • 金字(きんじ):漢字の「金」という文字のこと。
  • 塔(とう):高くそびえ立つ建造物。

語源・由来

「金字塔」の由来は、古代エジプトの巨大建造物であるピラミッドにあります。

ピラミッドを正面から見た三角形の形が、漢字の「金」の字に似ていることから、19世紀の英語と中国語の辞書で「金字塔」と訳されました。
日本でも明治時代には、ピラミッドを指す語として使われていました。

ピラミッドが数千年の風雪に耐えて今なお残っていることから、その不朽のイメージが重ねられ、現在のように「歴史に残る偉大な業績」を象徴する言葉として使われるようになりました。

使い方・例文

「金字塔」は、学問、芸術、スポーツなど、あらゆる分野で歴史的な成果を称える際に使われます。
「金字塔を打ち立てる」「金字塔を築く」といった言い回しが一般的です。

  • 彼は日本文学史上に残る不朽の金字塔を打ち立てた。
  • この発見は現代医学における一つの金字塔である。
  • 前人未到の記録を達成し、球界に新たな金字塔を築いた。
  • その若き演奏家の優勝は、コンクール史に残る金字塔となった。

類義語・関連語

「金字塔」と似た意味を持つ言葉には、以下のようなものがあります。

  • 偉業(いぎょう):
    成し遂げることが非常に困難な、優れた仕事。
  • 不朽の名作(ふきゅうのめいさく):
    いつまでも朽ちることなく、後世に長く残る優れた作品。
  • マイルストーン:
    歴史やプロジェクトにおける、画期的な出来事や重要な節目。
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英語表現

「金字塔」を英語で表現する場合、以下のような言葉が使われます。

Monumental achievement

「不滅の業績」「歴史的な偉業」という意味で、最もニュアンスが近いです。

This theory is a monumental achievement in the field of physics.
(この理論は物理学の分野における不滅の金字塔である。)

Milestone

「画期的な出来事」「重要な節目」という意味で、歴史的な成果を指す際に使われます。

The discovery was a milestone in medical history.
(その発見は医学史における金字塔であった。)

「金字塔」は英華字典の訳語から広まった

19世紀の英語と中国語の辞書を調べた研究によると、英語の pyramid を「金字塔」と訳したのは、ドイツ人宣教師ロプシャイトが香港で出した『英華字典えいかじてん』(1866〜69年)が最初です。
それより前の辞書では、「尖瓣体せんべんたい」など別の訳語が使われていました。

日本ではこの訳語が1870年代から英華字典を通して広まり、明治の歴史書や翻訳書でエジプトのピラミッドを指して使われました。
その後、建物そのものは片仮名の「ピラミッド」で呼ぶのが普通になり、「金字塔」は業績をたたえる意味に寄っていきます。
同じ研究が現代の書き言葉のコーパス(大量の文章を集めたデータ)を調べると、「金字塔」の46例はすべて業績などのたとえで、ピラミッドの意味で使った例はありませんでした。

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