四字熟語

立春大吉

(りっしゅんだいきち)

立春の日に禅寺や檀家の門に貼る紙札の文句。災いのない一年を願う護符とされる。


9文字の言葉 / 「り」から始まる言葉
立春大吉 ことば
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意味

「立春大吉(りっしゅんだいきち)」とは、立春の日に禅寺の門に貼る紙札に書かれる文句で、その紙札そのものも指します。

暦の上で春が始まる立春は、旧暦では新年の始まりに近い重要な節目とされてきました。
この言葉には、新しい一年が平穏で、大きな福に恵まれるようにという「厄除け」と「招福」の願いが込められています。

語源・由来

「立春大吉」の由来は、禅宗の寺院で立春の日の朝に、門口へ厄除けのお札を貼る習慣にあります。
この四文字には、文字の「形」にまつわる言い伝えがあります。

縦書きにすると、「立」「春」「大」「吉」のすべての文字が左右対称になります。
このため、お札の表から見ても裏から見ても同じ文字に見えるのが特徴です。

かつて、家に入り込んだ鬼がふと振り返ると、門にこのお札が貼ってありました。
裏側から透けて見える文字が表と同じだったため、鬼は「まだ家の中に入っていない」と勘違いして門の外へ出て行ったという逸話が残っています。

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使い方・例文

「立春大吉」は、主に立春当日の挨拶や、玄関に貼るお札の文言として使用されます。
日常の話し言葉で使われることは稀ですが、季節の便りや一年の安泰を願う場面で用いられます。

例文

  • 玄関に立春大吉のお札を貼る。
  • 立春大吉、皆さまに福が訪れますように。
  • 立春大吉の文字を書いて無病息災を祈る。

類義語・関連語

「立春大吉」と似た意味を持つ、春の訪れや幸福を祝う言葉には以下のようなものがあります。

  • 迎春(げいしゅん):
    新年を迎えること。元旦の挨拶として最も一般的に使われる。
  • 福寿草(ふくじゅそう):
    幸福と長寿を象徴する花。立春の頃に咲くことから、縁起の良い言葉として親しまれている。
  • 笑門来福(しょうもんらいふく):
    笑う門には福来たる。常に明るく過ごせば自ずと幸せが訪れるという教訓。

立春大吉の札は禅寺が祈祷して檀家に配る

「立春大吉」の札は、禅寺で読経・祈祷をしたうえで檀家に配られるものです。
紙の大きさは長さ約30センチ、幅約12センチほどで、この札は道元が伝えたといわれています。

お札を貼る際は、目線よりも高い位置に貼るのが伝統的な作法とされています。
曹洞宗などの禅寺では、今も山門や玄関の両脇にこのお札を貼り、一年の無事を祈っています。

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