雪は豊年の瑞

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ことわざ
雪は豊年の瑞
(ゆきはほうねんのしるし)

11文字の言葉」から始まる言葉
雪は豊年の瑞 【個別】ことわざ・慣用句・四字熟語

長く厳しい冬の間に降り積もる大雪は、生活に不便をもたらす一方で、大地に豊かな実りを約束する喜ばしい兆候でもあります。
そんな厳しい自然と農作物の関係性を表した言葉を、
「雪は豊年の瑞」(ゆきはほうねんのしるし)と言います。

意味

「雪は豊年の瑞」とは、冬に大雪が降った年は農作物が豊作になるという意味です。

「瑞(しるし)」は、めでたい兆しや吉兆を指します。雪を単なる厄介者としてではなく、豊かな収穫をもたらす前触れとして前向きに捉えた言葉です。

誤用・注意点

この言葉の正しい読み方は、「ゆきはほうねんのしるし」です。

「瑞」という漢字は「瑞々しい(みずみずしい)」といった言葉でよく使われるため、つい「ゆきはほうねんのみず」と読んでしまうことが少なくありません。

しかし、ここでの「瑞」は水分を意味する水ではなく、「めでたい兆候」を意味する大和言葉の「しるし(兆し)」として読まれています。
漢字の見た目や印象に引きずられやすい言葉ですので、注意が必要です。

語源・由来

「雪は豊年の瑞」の由来は、雪国における昔からの農業の知恵にあります。

冬の間に雪が深く積もると、春の田植えの時期に豊富な雪解け水が確保でき、水不足の心配がなくなります。
また、雪が布団のように土を覆うことで、冬越しの作物を厳しい冷え込みから守ったり、土中の害虫を退治したりする効果があるため、大雪は豊作を知らせる喜ばしい兆候とされてきました。

使い方・例文

「雪は豊年の瑞」は、冬の大雪を前向きに捉えたり、その年の豊作を期待したりする場面で使われます。

  • 雪は豊年の瑞を信じて春の訪れを待つ。
  • 寒さは厳しいが、雪は豊年の瑞と前向きに受け止めたい。

類義語・関連語

「雪は豊年の瑞」と似た意味を持つ言葉には、以下のようなものがあります。

  • 瑞雪(ずいせつ):
    豊年の兆しとなる雪、またはおめでたい雪のこと。
  • 雪は五穀の精(ゆきはごこくのせい):
    雪は米や麦などの穀物を育む精霊のようなものであり、雪が多いと豊作になるということ。

英語表現

「雪は豊年の瑞」を英語で表現する場合、以下の言葉が当てはまります。

A snow year, a rich year.

意味:雪の年は豊作の年
雪が農作物に良い影響を与えるという、英語圏における同様の経験則を表すことわざです。

  • 例文:
    As the saying goes, a snow year, a rich year.
    ことわざにもある通り、雪は豊年の瑞だ。

まとめ

厄介者扱いされがちな大雪も、視点を変えれば大地を潤し、私たちの食卓を豊かにしてくれる自然の恵みです。「雪は豊年の瑞」は、厳しい冬の自然と共生してきた先人たちの知恵と、前向きな姿勢が宿った言葉と言えるでしょう。

読み方を「みず」と間違えやすい言葉ですが、めでたい兆しを意味する「しるし」という本来の読みを知ることで、降り積もる雪を見る目も、少し温かいものに変わるかもしれません。

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