他人の予定や気持ちにはお構いなしに、自分のやりたいことだけをやってのける。
そんな様子を表すのが、「好き勝手」(すきかって)です。
意味
「好き勝手」とは、周囲を気にせず、自分の好きなように振る舞うことです。
のびのびとした自由さを肯定的に語る場合にも使われますが、多くは周囲への配慮を欠いた振る舞いをたしなめる文脈で使われます。
- 好き(すき):自分の望むこと。
- 勝手(かって):自分の思うままに振る舞うこと。
語源・由来
「好き勝手」という言葉が生まれた特定の出来事や書物は伝わっていません。
「好き」も「勝手」も、どちらも単独で「自分の望むように」という意味を持つ言葉です。
似た意味の言葉を重ねて調子を強める言い回しは日本語に数多くあり、「好き勝手」もその一つとして、単独で使うよりも自由奔放さを強調する表現として定着しました。
使い方・例文
「好き勝手」は、周囲への配慮を欠いた自由な振る舞いをたしなめる場面でよく使われます。
例文
- 誰の許可も得ず好き勝手に模様替えをした。
- 会議中に好き勝手な発言ばかりが飛び交った。
- 休みの日くらい好き勝手に過ごしたい。
- 人の家で好き勝手に振る舞うのはやめてほしい。
類義語・関連語
「好き勝手」と似た意味を持つ言葉には、以下のようなものがあります。
対義語
「好き勝手」とは対照的な意味を持つ言葉は、以下の通りです。
- 遠慮(えんりょ):
控えめに振る舞い、相手を気遣うこと。
英語表現
「好き勝手」を英語で表現する場合、以下の言い回しが適切です。
do as one pleases
意味:思うままに振る舞う
誰の指図も受けず、自分の思うままに行動する様子を表す表現です。
- 例文:He always does as he pleases, regardless of others.
(彼はいつも他人お構いなしに好き勝手に振る舞う)
run wild
意味:気ままに暴れ回る
制限や監督がない状態で、自由に振る舞う様子を表す表現です。
- 例文:The children were allowed to run wild in the garden.
(子どもたちは庭で好き勝手に走り回ることを許された)
似た言葉を重ねて強調する日本語
日本語には、似た意味を持つ言葉を並べて調子を強める表現が数多くあります。
「好き勝手」もその一つで、「自分の望むこと」を意味する「好き」と、「自分の思うまま」を意味する「勝手」を重ねることで、単独で使うよりも自由奔放さや無遠慮さを強く印象づけています。
「泣き叫ぶ」「探し回る」のように動詞を重ねて意味を強調する表現は多くありますが、「好き勝手」は性質の近い二つの言葉を並べることで、一つの言葉では出しきれない自由さのニュアンスを補い合っている点が特徴です。
まとめ
「好き勝手」は、周囲を気にせず自分の望むままに振る舞う様子を表す言葉です。
自由でいることと、周囲への配慮を欠くことは紙一重であり、使われる場面によって評価が大きく変わります。









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