四字熟語

一件落着

(いっけんらくちゃく)

懸案の事項や課題が解決すること。


9文字の言葉」から始まる言葉
一件落着 ことば
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意味

「一件落着」は、一つの事柄を表す「一件」と、きまりがつくことを表す「落着」を重ねた四字熟語です。
気にかかっていた物事にかたがついたという区切りを表し、「これにて一件落着」の形でよく使われます。
事の大小を問わず、決着がついた場面で使われます。

  • 一件(いっけん):一つの事柄。ある一つの事件。
  • 落着(らくちゃく):きまりがついて落ち着くこと。

語源・由来

「一件落着」は、「一件」と「落着」という二つの漢語を並べてできた四字熟語です。
「落着」のほうは、物事にきまりがついて落ち着くこと、決着することをいいます。
南北朝時代の『太平記』(14世紀後半)の巻一には、「其の趣向落着の所を知り難し」という一文が出てきます。
句の趣向がどこに落ち着くのか分かりにくい、という意味です。

使い方・例文

「一件落着」は、長く気にかかっていた問題が片づいたと伝える場面で使われます。

  • 落とし主が見つかり、これにて一件落着となった。
  • 両者が握手を交わし、長い争いも一件落着だ。
  • 予算案が通り、部長は一件落着と息をついた。

類義語・関連語

「一件落着」と同じように、もつれていた物事にきまりがつくことを表す言葉には以下のようなものがあります。

  • 大団円(だいだんえん):
    物語や事件が円満に解決し、めでたく幕を閉じること。
  • 急転直下(きゅうてんちょっか):
    事態が急変し、一気に解決や結末へ向かうこと。
  • 快刀乱麻(かいとうらんま):
    こじれた物事を、鮮やかな手際や鋭い決断で一気に解決すること。

「一件落着」と「大団円」の違い

どちらも物事が解決して終わりを迎えることを表し、結末を告げる場面で並べて使われます。
分かれるのは、結末の中身まで言うかどうかです。

語句表すこと結末の中身
一件落着
(いっけんらくちゃく)
懸案にきまりがついたこと問わない
大団円
(だいだんえん)
物語や事件の最後の場面円満に収まる

対義語

「一件落着」と正反対に、きまりがつかないまま宙に浮いた状態を表す言葉があります。

  • 有耶無耶(うやむや):
    物事がはっきりしないさま。また、いい加減なまま決着をつけない状態のこと。

英語表現

case closed

問題や事件にけりがついたと告げる言い方。

The owner turned up, so case closed.
(持ち主が現れたので、これにて一件落着です。)

be settled

話し合いや争いにきまりがついたことを表す言い方。

The matter was settled out of court.
(その件は裁判にならずに決着しました。)

「落着」はもともと裁判の言葉

「落着」には、裁判の決着がつくこと、判決が下ることをいいます。
江戸時代には、人殺しや喧嘩のようにそれで決着がつく判決を「落着」と呼び、境界争いや水争いのように先々まで関わることを決める「裁許」と区別していました。

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