意味
「猿真似(さるまね)」とは、猿が人の動作をまねるように、よく考えもしないで、うわべだけ他人のまねをすることを指します。
中身を理解しない模倣を軽蔑していう言い方です。
語源・由来
猿真似は、猿が人間の動作を見て、そのとおりにまねる様子から生まれた言葉です。
そこから、よく考えもしないで他人の言動の形だけをまねることを、軽蔑していうようになりました。
使い方・例文
- あの企業の新商品は、他社のヒット作の猿真似に過ぎない。
- 中身を考えずに真似るだけでは、ただの猿真似で終わる。
- 上辺だけ模倣するのは猿真似だと、師匠に厳しく叱られた。
英語表現
Monkey see, monkey do
直訳は「猿が見て、猿がする」。
深く考えず、見たとおりのことをそのまままねる様子を表す表現。
Monkey see, monkey do — he copied his brother’s swing without asking why.
(見様見真似で、理由も聞かずに兄のスイングをまねただけだった。)
ape someone
直訳は「猿のように誰かをまねる」。
人の仕草や話し方を、考えなしにまねる意味で使う動詞。
He apes his boss’s way of talking, without understanding why he does it.
(彼は理由も分からないまま、上司の話し方を猿真似する。)
「猿に烏帽子」も、猿真似と同じ「外見だけ」を笑う言葉
猿を使うことばには、ほかにも猿真似と同じ点を笑うものがあります。
猿に烏帽子は、猿に烏帽子をかぶせても中身は変わらないことから、見た目だけを整えて実質が伴わない様子を指します。
一方、猿の尻笑いは、自分の欠点に気づかずに他人の欠点をばかにして笑うことをたとえた言葉で、こちらは外見ではなく自覚の無さを笑います。
猿も木から落ちるになると一転して、木登りが得意な猿でも失敗するという意味で、猿を熟練者として描きます。
同じ猿を使いながら、ことばによって猿は愚かさの象徴にも、腕の立つ存在にもなっています。



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